お疲れさまでーす。
冷ややかな視線を浴びつつ私とAはぴったり定時に退社した。
おいバカ課長。お前も早く帰りたいならここで一発「この能無しどもめ!」と叫べばいい。
今日はこの後クズたちが「肉食いたい」という理由で我が家へやってくる。
どうせ課長は自分がさっさと帰りたいもんだから、7時くらいに「お前ら今日は帰れ。効率悪い」的なイヤな雰囲気を作ってさっさと帰るだろう。
ちなみに私はさっさと帰ってもクズたちが食う肉などの仕込みをしなくてはならない。
やれやれ。
今日は私が変人ポストと呼ばれるラクなポジションをNOと言い続けるだけで勝ち取った話。
私は決断が早い。
普段あまりそのことについて意識したことはなかったのだが、今日もそのことについて人から言われたので、私の無意識だろうと思われる行動を思い出しながら書いてみる。
私は基本的に返事はその場で行っている。
「◯◯さん、今日残業お願いできる?ちょっと手が回らなくて」
私「なんで今?それ予測できんかった?もうちょっと早く言ってきたら考えるくらいはしてあげるけど、それってどうしても2人分の残業代払ってまでやる価値のある仕事?」
「え、いや…」
私「じゃあしない」
結果私に残業をブッ込んでくるのは課長だけになった。
「◯◯さん、手が空いてそうだね。これ手伝ってくれないかな?」
私「この状態があと30分続いてたらほんとに手が空いてる状態だからその時言ってきて」
結果私に物事をむやみやたらに頼んでくる人間はAだけになった。
それらがなければとても快適である。
「◯◯さん、このチームに入ってもらえない?」
私「うーん…いつまでに返事したらいい?」
「できればすぐ」
私「じゃあ断る」
いい大人がする行動ではないよなw
無双ババアとは目くそ鼻くそだ。
だが私のその行動は一部の人間には好評だ。昇格こそないが、人事評価はそれなりに結果がついてきている。
でもね、私は新人時代の指導官だった課長にそうしろと言われたのだ。
権力に屈するな。断れ。
だからアイツはいつまで経っても課長止まりなのだw
性格もあるだろうけれど、いい人ぶって仕事を抱え込んでも何もいいことはない。
頼みごとをしやすい人間だと解釈され、余計な仕事が増えるだけだ。それでいいの?都合のいいように使われるだけだよ。他人なんてそんなもんだ。
世間では断る勇気とかよく言われるけれど、そんな大層なもんではない。
最初から人に頼ろうとしなければ、持ちつ持たれつなんてめんどくさい考えなんか持たずに済む。「アウェー上等」だ。
仲良しこよしを好む人にはお勧めはしないよ。
新人諸君もそろそろ背伸びは止めよう。自分の目的はなんだ?仲良しこよしじゃないだろ?
さあ言いなさい。一言で済む。
「NO」(あくまで社内用ね)
そして後述の言葉を呟くのだ。
私は主治医を始めとするクズたちとはたぶん持ちつ持たれつなんだろうけれど、めんどくさいことは誰もしない。したいことをして、したくないことはしないゴミ集団なのだ。
「対クズ用防御呪文」と私が命名した、自身の防御に絶大な効果が期待できる魔法の言葉がある。
「やれやれ」
さあストレスを感じたら自嘲気味にこう呟いてみよう。
今のところ私はこれですべてのクズたちをうまくかわしている。