明日は医師会オケの本番だと言うのに、スーツが欲しいと言うクズとMくんを連れてスーツ屋に行ってきた。
Mくんは過去のエントリーで登場した就活中の男の子だ。晴れて面接への切符を手に入れたので、面接で必要なモノの見直しを図るため相談を受けていた。
以下エントリーに登場。 行政にものすごくムカついてる件。 - 医療系クズの雑記ブログ
だが、私は特別なことはしていない件 - 医療系クズの雑記ブログ
残念ながらMくんが持っていたモノは、安さだけで選んだ物だと一発で分かるデザインと質感だった。スーツも明らかにMくんの体型にはフィットしていない物で古臭さを否めないような物だった。
「大は小を兼ねる」
もうそんな言葉は忘れろ。
そんな思考停止している考えを持ってるのは高齢者とお役所くらいだろう。
とりあえずスーツ、カバン、靴。このあたりをメインに新調することにした。
ただしMくんは生活保護受給中であり、生業扶助だけではなかなかキビシイお買い物だ。
とりあえず時間のかかるスーツから見てまわることにした。
青山、青木、コナカ?そんなとこ行かない。
主治医含むクズたちのスーツと言えばココなのだ。
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高い買い物ではない。詳しくはサイト内を隅々まで読んでくれ。
Mくんはここで採寸をキッチリしてもらい、少し流行を取り入れた万能型のスーツをデザイン違いで2着オーダーした。パンツも2パターン、2スタイルを着まわしが利くように入念に店員に調整してもらった。
障がいのある部分の調整も着やすさと見た目での違和感を軽減させるため、店員はほんとに頑張ってくれた。この店ならではの気配りだ。
主治医は採寸データがあるため、パターンと生地などを選ぶだけの単純作業だ。今日は海外出張用のワールドスタンダードのものをオーダーしていた。
現在の日本のビジネスシーンのスーツは、あくまで日本での流行スタイルだ。ピタピタパンツのスリムスタイルスーツはホストから火がついたものだ。まあスタイリッシュだからね。だけどいつかは落ち着く流行だ。
Mくんのスーツの誂えにかかった費用?
まあ3級地の保護費くらいだ。もちろん立て替えである。保護課とはこれからバトる予定である。生業扶助額いっぱいまで引き出して後は私たちからのプレゼントだ。まだ内緒だけれど。
いきなり予算オーバーだが、将来を考えると安いものだ。
昼メシを挟むことにする。
クズたちの「酒が進む食事」の希望を却下して、Mくんに「何食いたい?」と聞くと、「酒が進む食事がいい」とのこと。
お前もクズか!
靴とカバンは船場のとある総合卸問屋で購入することにした。主治医は初めて連れて来たので異様なテンションで中国人のように爆買いしていた。
基本的に会員制(自営業の人対象)なので一般人は会員と同伴でなければ来れない。会員の審査も辛めだ。
靴2足とカバンは15000円ほどで揃った。上代は合計38000円。やっぱりお得だ。
世の中にはいろんな生活水準がある。だけど、ワンランク上を目指すなら、今までと少し違うものに目を向けなきゃいけない。モノだけに限ったことではないけれど、少しいいモノを身につけるということは、いろんな知識も感覚も身につけるという事だと思う。
分不相応というのは、値段が高いモノだけを身にまとっているだけのバカたちのことを言うのだ。知識と洗練された感覚を身にまとってる人は分不相応とは呼ばれない。
A「それってつまり意識高い系じゃね?」
……そうとも言うな。