ポッキーの日である。
いつの間にか出来たイベントだ。ハッピーをシェアするイベントのようだ。詳しくは知らないが。
ちょっと時期外れなんですが、今日はハロウィンにちなんだ話(ハロウィンに踊らされてる人たち含む)をしようと思います。
だいたい大手企業は、このハロウィンとかいう祭り事に乗っかってイベントを行う。
なんの繋がりがあるのかは知らないが、自動車メーカーとか飲食店などのサービス販売業だね。
9月のシルバーウィークを過ぎると街はハロウィン色で染まっていく。
ハロウィンに踊らされてる人たちのためなのか、ハロウィンに踊らされるように先導しているのか、とにかく街はオレンジやら紫やらの配色で溢れかえる。
某夢の国とかは、アメリカ企業だし、夢を与えることが仕事なのでいいとして、街の寂れた商店街の和菓子屋とかたこ焼き屋などが無理くりのっかっているのはいただけない。
ほかにいただけないものとして、ハロウィンに乗っかった寒すぎる行政(自治体)イベントもある。
無理やりハロウィンに地場産業品なんかをブッ込んできている寒いイベントが各地で繰り広げられている。
だいたい自治体が行うイベントは、どうにもこうにも行政臭がプンプンしたつまらないものが多い。NHKのバラエティみたいなものだと言えば想像がつくかな?
【お楽しみご当地クイズコーナー】
【いきいき長寿グルメ】
【ハロウィン企画!◯◯(地場産業品)で世界一にチャレンジ!】
【ハロウィンの仮装参加で民芸品をプレゼント!】
なんだそれ。どれも寒いわ。
同じ予算割くならさあ、出身タレントとか、乃木坂とか櫻坂とか欅坂のハズレくらい呼べよ。
どうして自治体の行うイベントはこうも地元色とか福祉色ばっかなの?
予算の関係じゃない。企画力の問題だ。県に1つくらいイベント会社あるだろ?競合させてもっとマトモなイベント作れ。
というわけで、私の職場も小児科があるので、入院が長い子供たちや、外来でくる子供たちに病院の悪いイメージを払拭しようと医事課や看護課で知恵を出し合い、ハロウィンのイベントをおこなった。
それはもう口に出すのも恥ずかしい寒いイベントだったのだが、子供たちには好評だったようで、まあ開催して良かったと言える。
ウチはそこそこ金のある医療法人なので、わりと予算はかけれたほうだ。10月中は名札につける小さいハロウィンの飾りが職員全員に義務付けられ、一応プロのジャズライブもおこなったし、ポスターなんかも外注だった。入院中の中学生未満の子供たちへは、子供のこぶし程度のハロウィン仕様のカボチャのマスコットが配られた。
公立病院はやっぱりお役所仕事です。
医師であり、私の友人でもあるクズの主治医が勤める病院(私のかかりつけ)でもハロウィンイベントをしたようだ。10月中に診察も兼ねて偵察に行ったのだが、それはそれはショボくれた貧相なイベントを思わせる地味な宣伝に始まり、ハロウィン当日は、福祉関係のコーラス隊が何曲か歌ったようだ。ポスターと呼ぶのもためらわれる字ばっかりのチラシと、DIY感溢れる飾り付けなど、どこをとってもお役所仕事らしく、色彩だけでなんとなくハロウィンぽい雰囲気を出してるだけのものだった。
主治医によると、
あーなんかやってたな。
その程度の感想だった。
予算の問題ではなく、誰かを楽しませようとか、自分たちも楽しもうとか、そういった気持ちが、行政のイベントには不足していると思う。
ハロウィンに踊らされてる人とか、バカのJKとかをブレーンに入れてみてはどうでしょう。
少しはマトモなイベントになるんじゃないかな。
毎年やってくるイベントでも、その年のイベントが、誰かの記憶に残るような強烈なモノに仕上げてほしいものである。
さて、現在18:20
昨年の今日、この後2時間でパートナーは逝ってしまう。
11112020。
クズの友人たちは「あの人らしい」と言う。
11月が誕生月で11月に入院生活が始まり、ちょうど1年後の11月11日に亡くなった。
この世に忘れられないくらいの見事な爪跡を残して逝った人である。
確かにあの人らしい。