医療系クズの雑記ブログ

いろいろあってブログ名変えました。クズ上がりです。

病院事件簿。〜伝説のヤツら編。

 うっかりセクシー下着を着けてきちゃったオッさん。

基本的には脱がなくていい検査でも、部位によっては、着衣をズラしたり、捲り上げたりが必要になる場合もある。油断は禁物だ。

 

おしりに異物挿入。取れなくなっちゃって救急外来受診。

とんでもないものが入ってたりする。よく入れたなーと感心してしまう。患者は「ついうっかり」みたいな体でやってきて、恥ずかしいのかなかなか口を割らない。何をどううっかりしたら、腸内に【ちゃんとコンドームに包まれた野菜】が入るのだろう。野菜ならまだいい。デカビタのビンなどのワレモノはダメです。危険です。

モノによっては緊急手術で摘出します。手術器具でめっちゃ拡げられます。恥ずかしいカッコをしなくてはならないかもしれません。経過観察入院もありえます。たぶん病棟では密かにヒーローです。

場合によっては保険適用外になるので注意。

 

おしりじゃなく、尿道に爪楊枝が入っちゃって救急外来受診。

遊んでいたらスッポリ入っていっちゃったそうだ。どうにかして取り出そうとしたらしいが、観念して病院にきたらしい。処置現場を見たわけではないが、カルテの処置内容記述によると、アソコに麻酔注射をされ、ゼリーも塗りたくられ、エコーを見ながらグリグリといじくり倒されて爪楊枝を抜かれたようだ。

痛かったのか気持ちよかったのかは分からない。

 

自傷癖のある女が、しまいには親に見捨てられた。

自傷癖のあるニートの女が、数度にわたる自傷・自殺未遂で受診していた。そのたびに親が治療費を払っていたが、しまいにはブチ切れて、

「勝手に死んでくれ。」

そりゃそうかもな。自傷・自殺未遂は保険が適用されない。全額自己負担なのだ。親御さんはそれらを分納で払っていたが、度重なる自傷行為により、一向に残債は減らないので、ついにはブチギレたのだ。

その後、その女は見捨てられたことにより、生活保護などを申請したのだが、自傷癖はあるものの精神的な疾患のラインをクリアできなかったのと、いろいろなワガママを通そうとしたのでそれらは却下された。なので、イヤでも自立しなくてはならなくなった。

最近の通院歴は眼科のみなので、自傷はやめれたのだろう。全額自己負担だからね。まあ結果オーライだ。

 

取れちゃった指を氷袋に入れて持ってきたけれど…

機械で切断した指を氷袋に入れて持ってきた患者さん。

すぐくっつけてください!

見ると、切断された指は水分を吸ってブヨブヨになっており、接合は不可能な状態であった。

冷やすのは悪くはないけれど、そんなにすぐ腐るもんじゃないし、そういった場合はそのままもってくるほうがいい。水分厳禁な。

そんなあ…。

気の毒だが、自己判断での失敗だ。落ち着いてすぐ119か病院に電話をして指示を仰いでいたら彼の指はくっついていたかも知れない。

 

ヅラの忘れ物。そしてそれを取りに来る勇気ある患者さん。

私は一回だけ対応したことがあるのだが、まず電話で、

「あのーカツラ届いてない?」

「はい。何個か届いておりますが、どのあたりでお忘れになりましたか?」

「たぶん◯◯」

「はい。確かにそちらで届けがございます。」

「あー取りに行くから置いといてー。」

「はい。お気をつけて。」

 

うわー。来るの?ヅラ忘れたってことは、まんま帰っちゃったってことだろ?で、まんまくんの?バレたくねえからヅラしてんのに、なんのためのヅラだよw

 

すみませーん。カツラ取りにきました。

 

 

 

別バージョンのヅラが乗っていた。