以前のエントリーでも触れているが、私は目に後遺症的な疾患を持っている。
久々の更新である今日はそれに関係なくもない話をしようと思う。
ウチの母親はパン作りが趣味である。
たぶん60歳を過ぎたあたりから、パン作り教室に通い、1年経つ頃にはいろんなパンをこしらえ、我が家に持ってくるようになった。数回、そのパン作りを一緒にしたことがあるのだが、
まーめんどくさい作業である。
母親は、毎日狂ったようにパン作りに勤しみ、私(その他クズ含む)たちは、それの消費に勤しんでいる。届いたパンの内容によっては、サンドイッチなどアレンジを施したりもして、職場に弁当として持っていったりもする。
私は基本的にパンは好きだ。だが、パンを主食にするのはどうかと思う。
簡単に。パンは小麦粉から作る。小麦粉ってのは、収穫した小麦を挽いて粉末状にしたものだ。その小麦粉に水・バター・塩・イーストなどを加え練っていき、それを発酵させてから焼き上げる。
パンを食うのにこんだけ手間隙かけ、さらにいうと小麦粉だけで完結しない食い物だ。もっというと、パン屋で買うと1個100円くらいは余裕でする。それを主食にするには、なにかとコスパが悪い食い物とさえ思ってしまう。サンドイッチとか200〜300円、いやインスタ映えしそうなサンドイッチだと軽く500円オーバーはする。サンドイッチはもはや料理でメインだろ!という声はさておき。
米は水だけで完結する。なんてすばらしい食材なんだ。パンほど手を加えなくても、けっこうな食品に化けるし、だいたいの食品とも合う。
洗う・研ぐ・スイッチポンだ。最近では無洗米もあるし、昨今の物流を考えると、
米を主食にしないのはなんで?バカなの?
とさえ思ってしまう。
そういえば…つい先日の話。
私が臨時講師をしている某職業訓練校の訓練生で、17歳の母は、
ウチの米アレやねん。洗わんでええやつ。ほらアレ、なんてゆーの?ほら、アレやん。えーと、
汚染米?
そう言い切った彼女は、米生産地の風評被害に一役買っている。 いつか、米農家に謝らせに行こうと思う。
さて今日も我が家では、毎日のように届く出来立てパンをラップに包んで冷凍庫に直行させた。消費しきれなくても捨てはしない。翌日以降に繰り越して食っていくのだ。
パンも米も出来立てが1番美味いのに、私は今日も目がこれ以上潰れないように解凍パンを主食代わりにモソモソと食っている。
パンを主食にするのはどうかというのではなく、解凍パンを主食にするのはどうか?に言い直します。
そしていつか母親には、
毎日はいらねえ。
でもいつもありがとうな。
こう言えればいいなと思っている。