医療系クズの雑記ブログ

いろいろあってブログ名変えました。クズ上がりです。

かかりつけ医受診のススメと私が鬼になる年度末の件。

4月1日から大病院(400床以上)での受診には注意が必要になります。窓口でモメない・ゴネないように簡単に説明します。病院によって細かい院内ルールもあると思われるので、ホントにざっくりと。

 

紹介状なしの受診。

今まで500床以上の大病院では、紹介状なしの初診の場合、だいたい2000円〜5000円(税別)を診療費と別に取られていたのだが、今年の4月1日からは、400床以上の病院で紹介状なしの【突撃受診】は、「一律5000円(税別)」が取られてしまう。さらに、今まではなかった再診にも「一律2500円(税別)」が課されるハメになった。この再診の徴収ルールは各病院によって様々だと思われる。概ね「近医への逆紹介をしたけれど、引き続き当院で受診希望した場合」や、「内科にかかっていた人が、怪我をして整形外科にかかった場合の再診」なとが適用されると思われる。

内科の検査で眼疾病疑いがあった場合の院内紹介はセーフとか、この辺は病院によって温度差が生まれると思うので、各自で確認してくれ。

そして、個人的にちょっとヒドいと思うのが、

子ども医療。

母子医療。

これらにも適用されるということ。子どもはいろんな病気やケガをして病院にやってくる頻度が高い。近所に24時間対応している診療所などがなく、大病院の救急外来にかかるとその都度取られる恐れもある。なのでかかりつけのお医者さん(できれば400床未満で24時間対応の病院が望ましい)を持っておくことが大事となる。都会ではさほどハードルは高くないが、田舎では大変じゃないかな。かかりつけのお医者さんが対応できない疾病の場合には、大病院に紹介状を書いてくれるので、まずはかかりつけのお医者さんに相談しましょう。紹介状や診療情報提供はFAXでも大丈夫なんでね。

まあしかし、なけなしの母子手当とギリギリの収入で生活してる人や、何かと金がかかる子どもを抱えた家族から、5000円とか2500円とかはねえよな。

なので、早急にかかりつけ医を見つけましょう。

運良く大病院に潜り込めても、うかつに再診で他の診療科にはかかれないような制度だからな。「膝の治療のついでに、風邪気味だから内科にもかかっておこう」みたいな、呑気なジジババからはどんどん徴収しても良い。どうせ先は短いし、タンス預金もあるんだろ。棺桶に金は持っていけないからな。ホントの弱者のための医療制度ができればいいのに。

 

これらの制度は、いわゆる大病院へのコンビニ受診があまりにも集中してしまったので、「明らかな軽症は診療所などへ行けよ」「高度な医療を欲しがってるのはお前じゃねえ」

まあ、

大病院への敷居を高くした。

ってとこかな。

 

大病院では患者が減ると同時に収入も減るだろうから、結構な経営センスが問われてくるだろうな。確実な徴収が約束されている生保受診なんかが【いいお客さん】になってくるんじゃねえの?

ガラの悪い地域の公立病院なんか、未納患者ばっかでぜったい経営傾くよ。

 

金がなけりゃ病院くるな。

とまでは言わないけれど、

金がなくても受診はできる。

って考えの人間からはビシバシ取り立てますよ。

f:id:o9o-x1ox-o1ox:20180304190040p:image

年度末。毎度毎年、督促状常連組の名前を見るたび、私だけが取り立て屋としてアツく業務に励んでいる。