医療系クズの雑記ブログ

いろいろあってブログ名変えました。クズ上がりです。

自転車に轢かれました。そして逃げられました。

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仕事が終わり、帰ろうとすると友人でもあり同僚でもある若き優秀なクズAが近寄ってきた。

お金かクレジットカード貸して(´・ω・`)

はあ?やだよ。お前金あるじゃん。ちょうだいじゃなくてなんで貸してなんだよ。

普段同僚Aは着るものや食うものなど、ほぼそのすべてを、私か同じく友人でもあり医師でもあるバカ主治医に依存しており、普通に考えて「金の貯まる生活」が出来るヤツである。

一応聞いてやるわ。いくら?

とりあえず5万円(๑˃̵ᴗ˂̵)

なんだよ。とりあえずって。

別にいいじゃん。じゃあちょうだい。

用途による。

妹が結婚するの。

ウソつけ。お前妹なんていねえじゃん。

妹みたいな子が結婚するの。

肉親と他人じゃずいぶん違くねえか?うん、それは分かった。でさ、なんで貸してなの?自分で出せよそんなもん。てかそもそもお前金に困ってねえだろ。祝儀くらい自分で包め。

一応言ってみただけ。幼馴染みで昔結婚の約束してた子なの。

ええええええ!

コミュ障のお前が!?

うるさいよ。裏切り者に金を払いたくないんだよねー。とーちゃんが行け行けってうるさくてさー。でもとーちゃんに出させるわけにいかないでしょー。だから頼んでんじゃん。じゃーもういいよ。

なんでちょっとキレ気味なの?

 

ジューンブライド。この時期がくると同僚Aの年代のヤツらは、身勝手にも6月に一斉に結婚式を挙げてしまう。私くらいの年代になると、「結婚より離婚」のほうが圧倒的に多くなるので、祝儀を包む機会はぐっと減る。私もAくらいの年代のときは、ほんと無駄な金を使ってしまった。Aの気持ちは分からなくもない。

裏切り者に金を包みたくない。

至極もっともな意見だ。

 

あのさ、幼馴染み程度だったら5万円も包まなくていいんだよ。1万、まあ付き合いにもよるけど多くて3万。そんなもんが相場なんだよ。

え?往復の交通費込みだよ。

……O(バカ主治医)に頼め。

先生そんなんでくれるかなー。

ああ、一応正当な理由でないことは分かってるのね。もう「貸りる」から「もらう」になってますけど。

田舎に帰るのか…。

私はAのご両親から、Aのことを頼まれている。Aが入職したとき、Aには内緒で指導担当だった私への挨拶に直接お見えになったのだ。Aの田舎は遠い。ご両親はAに会うとうれしいだろうな。一人息子だもんな。幼馴染みの結婚式を理由にAの帰郷を楽しみにしているかも知れない。

よし、交通費だけは出してやる。新幹線か?飛行機にすんのか?

出してくれるなら新幹線。だって空港遠いんだもん。

…人の金だと高くて便利なほうなんですね。

まあそーゆーヤツだ。全然申し訳なさそうなところがゆとりなんだな。

でもなんか私1人の負担にしては荷が重すぎる。イヤじゃないけれど、なんか腹が立つ。

あ、そーいえば…

ありました。バカ主治医のクレジットカード。私たちクズ集団はそれぞれのクレジットカードの貸し借りを日常的におこなっている。パスワードも知っている。私は主治医にラインを入れた。

すぐ電話してこい。

待つこと15分。

なんだよ?

Aのご両親がAに会いたがってんだよ。田舎に帰らせたいんだけど、それだけだとAって帰らねえじゃん?新幹線のチケットを渡したらいくらなんでも帰るんじゃねえかと思ってさ。往復のチケット私たちで買ってやんね?親孝行になるだろ?

あー分かった。俺のカードって今お前だっけ?だよな?それで買ってやれ。

 

へへへ。上手くいきましたぜダンナ。

もちろん往復のチケットは主治医払いだ。どうせ請求は再来月あたりなのだ。忘れてくれるだろう。普段の私たちはカードを使っても報告なんかしないのだが、今回はAの親孝行のお手伝いをしたという「大義名分」をバカ主治医に持たせておくのが吉と出る。そう私は踏んだのだ。

よし。晩メシも主治医のカードで食おう。そして私たちは早速車に乗り込み、みどりの窓口へと出かけた。駅近くの駐車場に車を入れ、徒歩でみどりの窓口へ向かう。

JR「いらっしゃいませ。」

えーと6月◯日、新大阪から◯◯への往復。

あ、グリーンで。

JR「ありがとうございました。」

よし、じゃあメシだメシ。駅ビルやら繁華街のメシ屋を吟味する。

繁華街は会社帰りのサラリーマンや学生たちで賑わっている。

肉は昨日食ったけど、しゃぶしゃぶなら食える。金の豚にしよ…て!!!!っ!!

何事かと思った。私は倒れており、イヤホンをつけスマホを片手に持ちチャリンコにまたがっている学生らしき人物が気まずそうにこちらを見ている。

え?私轢かれた?

Aは一応医療人なのでとっさに私を後ろから抱え上げ私の外傷の確認をしている。

救急車呼ぶ?

いや、それほどじゃない。頭も打ってない。腰回りもたぶん大丈夫。

チャリンコに乗った人物はもう一度私を一瞥して去っていった。

えええええ!轢き逃げかよ!

おそらく10代。よくいるスマホを操作しながらチャリンコに乗っているクソガキだ。

 

誰かが通報したのだろう。警察がやってきた。

一応状況や容疑者の特徴は伝えたものの、大したケガがないことと、相手がおそらく10代の学生だったことを理由に事件としての捜査を希望していないことも付け加えた。

 

交番を出てメシ屋へと向かう。こんなときでも腹は減る。私たちはそういう人間だ。

 

さて金の豚。

ちょっと混んでたが、タイミングが良かったのかすぐ席へ案内された。

 

まず1発目の注文をして、一応医者である主治医に事故のことを伝えるためカバンからスマホを取り出す。

 

 

画面がバッキバキに割れていた。

 

クソガキが!今から事件にしてやろうか!

 

まとめ。

画面が割れてると文字入力しにくいです。

アップル製品は修理に出すのがほんとにめんどくさいです。