医療系クズの雑記ブログ

いろいろあってブログ名変えました。クズ上がりです。

ご利用は計画的に。

私は生活にかかる費用をほぼクレジットカードで決済している。一応職業や年齢的なもので信用もあるみたいなので私のクレジットカードはとりあえず輝きを放っている。


私が持ってるカードは4枚。正規VISA、正規JCB、正規AMEX、正規イオンカードwだ。イオンカードのみスタンダードなやつだ。


年会費だけで¥50000かかってしまう。


パートナーが生きていた頃は海外旅行などでその輝きを放つカードの恩恵を存分に受けられたのだが、今ではタダの金食い虫である。

今ではほぼイオンカードしか使っていない。


年会費が1番高いのはAMEXである。当然だろう。いくら私があまりそういうのに興味がないと言っても、そのそこそこなステイタスの高さくらいは分かる。


なんで解約しないの?


今日はその金食い虫のAMEXに助けられた話。


私が現在の職場にきてまだ数年だったころ、私は年度末にためておいた有給をいっぺんに使ってやろうと当時はまだ係長だった現課長に交渉を重ねていた。バカ課長はしぶしぶ判を押し「通るもんか」と捨て台詞を吐き一応次の役職者へ書類を回してくれた。


当時の私は「いてもいなくてもどうでもいい職員の一人」の域を超えておらず、意外にもあっさり1ヶ月近くの有給を消化する権利を得た。当時係長だった現バカ課長は悔しそうに「お前の席は今日までと思え」とほざいていたなあw 有給を一気に消化する前例は私が作ったのだw いやー世間知らずって怖いねえ。


私は兼ねてからの夢であった「route66」(アメリカの国道)をレンタカーで横断する計画を立てていた。


いろいろ説明はいると思うのだが、ざっくり言うと私はクズ時代から輝くAMEXを持っていた。もちろん家族カードだ。現在は違うぞ。ちゃんと自分のカードだ。


さてそのAMEXだが、AMEXは使い勝手が悪い。現在はネットワークが強化されていると思うので分かりかねるが、当時は本当に使い勝手が悪かった。当時のAMEXは日本国内ではやっと使える店が増え始めた頃でまだまだシェアという点ではVISA・JCBに劣っていた。

たった数万円の買い物でも承認が必要な場合もあったし、海外へ行くときはデスクに連絡を入れて事前に限度額(基本的に非公表)を広げておいてもらわないとエラい目に遭う。


私はなんかAMEXだけでは不安だったので事前に三井住友VISA(クラシック)を作っておいた。


AMEXは海外へ出発する空港から絶大な威力を発揮してくれた。事前に旅行の予定なども軽く連絡しておいたので、空港に着くとチェックインと同時にAMEXの職員らしき人物が現れラウンジへ案内してくれた。預けた荷物も出発空港から現地ホテルまで私は一切触っていない。


なんだこのバブルっぷりは


現地ホテルはいわゆるDランクで貧相なホテルだった。当たり前だ。金もないクズな私は最初から貧乏旅行のつもりだったのだ。黒いスーツの現地AMEX職員はきっとこう思っただろう。

えええええ!ここ!?


ホテルのチェックインまでしてもらい。名刺をもらった。「ご用はデスクまで」みたいな文面と管轄デスクの電話番号の一覧表のパンフレットをもらった。なんかAMEXすごくね?なんて当時のクズな私は思っていたのだが、アメリカ国内でのAMEXの威力はそれだけではなかった。その安ホテルの部屋にはAMEXからのワインとバスローブのプレゼントが置いてあった。バスローブはAmericanExpressと刺繍が施されていた。添えられていた手紙には

「この先の旅が最高のひと時になるように私たちがいます」みたいな文句が書かれていたように思う。


いやいやいや、こういう旅行じゃねえんだよ。


私は貧乏性だったのでそのバスローブは使わずキレイなまま日本へ持ち帰るためスーツケースにしまい込んだw


さて翌日。私はレンタカーを手配するためフロントにレンタカー会社をいくつか教えてもらった。そのときフロントの男は「AMEXに依頼したら話早いよ」とか言ってきた。


AMEXに電話して希望の車種などを伝えると30分ほどでその車がホテルまで届けられた。デポジット社会であるアメリカで輝くカードを持つものはカード会社がすべて保証人代わりになってくれ代行を行なってくれる。すげえ。私は気になっていることをAMEX職員に聞いた。


私「アメリカでの私の限度額は?」

職「特に設けておりません」


ほおおおおお。


そしてレンタカーの車内には某高級チョコレートが置いてあった。だから違うんだよ。


シカゴを出発し目指すはサクラメント。途中危険だと言われている地域は一旦レンタカーを返却して(乗り捨てみたいな感じ)横断列車を利用するつもりだった。


さすがヒストリックロードと呼ばれているだけのことはある。歴史がありそうなステーキハウスやダイナーがいっぱいあった。食事もチープだが味わいがある。懐かしい瓶のコーラの自販機まである。ジュークボックスもありシャレオツな高齢者が聞いたことはないがなぜか懐かしい曲でダンスをしたりしている。うーんこれぞroute66だ。


私は金持ちの日本人(当時の日本人はそのイメージが強かった)としてジャンキーの目にとまることになる。


宿泊先のモーテルへ帰ると部屋には数人の黒人がいた。おそらくフロントマンの手引きだろう。私がデポジットとしてAMEXを提示したからだ。彼らは超余裕でドラッグをしていた。コ◯インだ。それくらいは知っている。

確認はしてないが銃くらい持ってそうだ。

私は「なんでもあげるから帰ってほしい」と伝えた。

黒人たちは完全にハイだ。一人がマッパになった。ヤバい。それなら銃で一瞬で終わらせてくれたほうがいい。

当たり前だがこの状況下でもチラリと見てしまう。


被ったマグナムだった


怖い怖い怖い。


カードと現金とパスポートが入ったバッグを取られた。マッパの男は被ったマグナムをブラブラさせながら私の荷物を漁っている。


私はとりあえずソファに座らされた。


そして黒人たちはなんとおっぱじめたのだ。


えええええ!怖い怖い怖い怖い。この人たち完全にハイだ。すげえ唸り声が部屋に響く。


この時点で私は観念していたように思う。

もしそうなるならせめてコ◯インでハイになった状態でお願いします。


なんてことを思っていた。黒人たちは追加しながら快楽に溺れている。


黒い肌に白いものがほとばしった。終わったか?次は私か?


黒人は私に「欲しいか?」と聞いてきた。私はノーとだけ言った。黒人たちは笑っている。

黒「お前にはやらねえ」

なんだコ◯インのことか。そのまま過剰摂取で死んでしまえ。


私がその後どうなったかはいつかまた書こうw

トランプ。お前は本当に自国の麻薬中毒者をなんとかしろ。



私は身ぐるみ剥がされて車に乗った。車にはAMEXのメッセージカードがあった。

電話番号は!!

あった。


私はAMEXのおかげで今生きている。


AMEXに電話をして名前を名乗り盗難に遭ったことを告げるとすぐ日本領事館への手配と迎えを寄越してくれた。


日本領事館で渡航証を発給してもらう間の滞在はすべてAMEXが手配してくれた。カードは2日で再発行してもらえた。カード発行までの期間はショップで買い物をし、その場でショップの人にAMEXに連絡を入れてもらうだけでよかった。


AMEX「帰国日が決まったら手配します」


至れり尽くせりだ。


私は多少の見栄もありビジネスで手配してもらった。ついでだし有給は全然残っているしハワイで1日滞在する乗り継ぎプランを組んでもらった。

もちろんAMEXの威力は本土空港でもハワイでも健在だ。ホテルの部屋にはAMEXからまたプレゼントがあった。AmericanExpressと刻印されたボールペンと万年筆のセットだ。万年筆で有名な某ブランドのやつである。ゼブラとかパイロットではない。


ああバスローブが良かったな。

私のAmericanExpressのロゴ入りバスローブは黒人たちに早速使われていたのだ。


そして帰国。緊急で買ったスーツケースは空港から自宅に届くよう手配されている。



有給も終わり年度が変わった。休んだ分の仕事に追われ気が付くともうゴールデンウィークに突入しようとしている。



母親から呼び出しを食らった。



母「アンタ!何にこんだけ使ったん!!!



アメリカでのカード利用は日本円で200万円を軽く超えていた。



私はそれでもAMEXを解約する気にはなれない。