クソガキはだいたい夜中に熱を出したり咳をしたりする。最近は喘息などの疾患をかかえてる子供も多く、だいたい発作なんかで担ぎ込まれる子がほぼ半数を占める。もちろん症状にもよるが治療の優先順位は高い。
クソガキはケガで担ぎ込まれるケースも多い。「風呂で転んだ」「階段から落ちた」「手(足)をドアに挟まれた」「胸(頭)を打って嘔吐している」だの状況や症状は様々だ。
医療関係者はまず虐待を疑います。
状況にもよるが、深夜に風呂で転んだとか、深夜に階段から落ちたとかは、まあ不自然だし虐待を疑う要素としては十分だ。
過去にあった実際の話。
【子供の嘔吐が止まらない】
母親から電話。
慢性的な内科的疾患を抱えている子供(喘息とか)には、わりとよくある話だけれど、母親の話によると、発作による咳き上げとも違うようだ。とりあえず医師に電話を回す。
しばらくして来院。まだ戻している。
私は医師ではないが、原因はなんとなく分かった。
子供の頬が赤く腫れ上がっている。
ビンタによる脳震盪。
おそらくそんなトコだろう。
医師が事情を聞くと母親が虐待を認めた。
看護師が子供から話を聞き、虐待の常習性はないとの判断をしたため、医師は母親に「2度目はない。」との厳重注意をして帰らせた。その子のカルテには「次回来院時、虐待の可能性があれば即通報。」と書かれている。
今回の件でその子に後遺症が残らなければいいが。
子供医療という自治体がおこなっている特例保険のおかげで、万が一次回の虐待があり、他の病院へ行ったとしても、自治体の保険審査がしっかりしていれば虐待の事実は丸裸にされるだろう。
【子供の手が違う方向に曲がっている】
しばらくして夫婦と子供が来院。ヤクザみたいな父親とめっちゃDQNっぽい母親曰く、階段から落ちて手をついたときにそうなったとのこと。
患部以外にあざがあったため、虐待の可能性も考慮して、患部以外もX線検査。患部は単純骨折、鎖骨と肋骨とにもヒビが入っていた。子供の骨は柔らかい。骨折は虐待のサインだ。
看護師が子供に話を聞き、医師は両親から話を聞く。見事に食い違う内容があったため、虐待と判断し通報。おねしょがなおらなくて父親が蹴ったそうだ。隠蔽しようとした事実も悪質な虐待と判断され、その子は施設に一旦保護されたのち、DQNな母親の両親に引き取られた。面会は厳しく管理されていると思う。
【子供が風呂で溺れた】
心肺停止状態で運び込まれ、そのまま亡くなった。そしてそのまま検死。
耳の下あたりに指の形の痣があったため、虐待の可能性で通報。日常的な虐待が発覚。両親はそのまま逮捕。けっこう大きく報道された。
ここからは少し気分の悪くなる話になる。地域・土地柄の話なので、差別的な話が嫌いな方はここから先は読まないほうがいいです。
だいたい、◯△団地とか、◯◯市営住宅在住、生活保護世帯(不正受給ギリギリライン)、母親もDVされてるらしき家庭、父親無職・母親プリン頭などの世帯にその傾向が顕著に見られる。
底辺の負のループは、子供の未来を奪うことになりかねないのだ。
私は政治に興味はないけれど、票取りの高齢者政策をするくらいなら、もっと子供に金と時間を割けと思う。
私が後期高齢者になる頃に税を納めていただく方たちなのだ。
ヒヤヒヤさせるな。
私の心臓のために、もっとその方たちを丁重に扱え。