医療系クズの雑記ブログ

いろいろあってブログ名変えました。クズ上がりです。

シンデレラストーリーにちょっと期待している件。

現在17時30分。

めずらしく残業をしている。クズたちと行った東京旅行の弊害だ。

 

テキトーにサボりながらやっている。ブログもライブだ。

さて今日は私が担当している職業訓練校での話。

 

私は職業訓練校で臨時の講師をしたり、雑務で1ヶ月に平均1〜2回行くことがある。臨時講師のときはカリキュラムによってもうちょっと行くときもある。

 

8月下旬の出来事なのだが、私の受け持ったクラスの生徒の内、前回の定期考査で落第点をとったやつが6人もいた。

 

なんでやねん!

 

試験の前にテスト対策と模試をやったのだが、ほぼ全員納得のいく結果は出ていたはずだ。

 

原因究明。

 

そんなもんするか!やってらんねえ。なんなのお前ら?一応理由を聞いてみる。

「就活で忙しいねん。私らの目的は就職先を見つけることやから。就職の踏み台としてここへ来てるから、ぶっちゃけその辺の女子供がやるような試験とか資格とか興味ないねん。就活中はそんなことどうでもいいわ。」

 

 ……。

 

お前らよく言った。気にいったわ

 

でも落第点はねえだろ。試験は90分。お前ら何してた?

「えーテストは最初の30分で終わらせて後は経歴書とキャリコンの資料作ってた。」

 

…試験官は何をしているのだ。

 

まあいい。じゃあ就活頑張れよ。

 

「あ、先生!」私は一応ここでは先生と呼ばれる。

「ちょっと教えて欲しいことあるねん」

 

ざっくり言うと彼女たちは今までキチンとしたところで働いたことがなく、言葉使いや身のこなしに不安をかかえていた。

じゃあキャリコン担当の◯△先生に相談したら?

「えー!あのババアに?」

そう。あのババアだ。

そのババアは面接の実技や履歴書・経歴書などの書き方、およびジョブカードの作成などを専門とする講師だ。なんか妙にエロいので女受けはたぶんよくないかもな。

彼女たちが言うには、キャリコンの時間が苦痛らしいのだ。個人面談でおよそ30分。いろいろ質問される。

ふわっとした答えかたは「ではなぜそう思った?」とかけっこう追求される。取り調べとか尋問されてるみたいなんだと。尋問ね。そうかもなw

私は素人なのでよく分からないが、前向きに自分で答えを導き出す点ではそこは大事なような気がするのだが。

深く自分のことを考えたことがなく、自己啓発に興味のなかった人間にはちょっとハードルが高いような気もする。

 

「副校長にきいたら、◯◯先生(私)が適任って聞いたから」

私「私?なんでやろ?」

 

一番化け幅広いって言われた

 

……否定はしないけれども。副校長たる者がなんて紹介の仕方をするのだ。

化け幅が広い

それは褒め言葉なのか?

 

いわゆる一般的なビジネスマナーを習得したいのだな。うーん。めんどくせえな。どうしよう。

 

私「具体的に何を教えてほしいの?」

「うーん、シュッとしたいわ」

それは具体的とは言わない。

私「お前らじゃ無理無理。諦めろ。そんなもん実務で覚えろ。」

「その実務に就かれへんからゆーてんねん。私らなんかまず潜り込まれへんやん。私らどんだけ頑張っても病院って敷居高いやんか」

「なんで私らには無理なん?」

私「病院での仕事自体はお前らでも十分できる。ただなお前らが今やってる勉強なんかはっきりいってクソの役にも立たん。病院にくるのは誰か分かるか?患者さんやろ?患者ってのは串が心に刺さってる人のことを言うねん。その人たちの対応がメインなんだぞ。患者さんにはシュッとしたやつよりお前らみたいなバカが重宝される。でもそんな風じゃ一般的な面接ではほぼ落とされるわ。」さあ諦めろ。諦めてしまえ。

「いや、でもさ。まず面接まで辿りつかんと私らみたいなバカが役に立つことすら分かってもらえへんやん。」

諦めねえな。

私「だってお前ら下品なんだもん。」

これはどうしようもない事実だ。

さあ諦めてしまえ。私の大切な時間を取り上げないでくれ

 

「ギャハハハハハ!!」

「いやーうまいこというわ。先生ハッキリゆうてくれるからいいんやん。」

「そやな。私ら気ィ使こてもらうより、腰つこてもらうほうが好きやしな!」

「ほんまや!ギャハハハハハ!」

 

下品なのは間違いない。かくして私は彼女たちの意識向上と見た目を仕上げるため臨時講師に臨時講師を重ねた二足わらじを履くことになった。

 

さて、まずは次週までの課題を言いつける。

私「明日から学校内では7センチのヒールを履き、授業中も膝と膝をくっ付けておくこと。階段の上り下りもそれでやれ。まずはそれからだ。」

「えー!靴擦れとかしたら?」

私「世にいる新卒の就活女子はそれでもやっている。根性なしにはもう教えない。私は無料奉仕でやるつもりはない。結果を対価としてもらうつもりだ。それなりの結果を見せられないようならやめておけ。」

「はーい…」

私「今の返事はマイナス査定だ。次週まで返事の仕方、歩き方、姿勢。加点されるように自分で考えろ。みんなと絶対相談するな。無難な仕上がりは私好みではない。参考にするのはなんでもいいからそこからオリジナルを作れ。あと明日からヴィトンのバッグは禁止な。

 

こう言い捨てて訓練校を後にした。

 

見た目から仕上げるほうが彼女たちには合ってると思う。言葉遣いなんか1週間もあれば身につく。

一流企業の受付をやるわけじゃないのだ。別に病院勤務は難関でも何でもない。

でも彼女たちには、その第一段階の難関を突破したという自信は持たせてあげたい。(難関という勘違いはさておき)

それからだ。どこかに潜りこんで実務経験を積めば彼女たちは怖いものナシになるはずだ。

彼女たちの下品さは患者さんには大いにウケるだろう。

次週がちょっと楽しみだ。化け幅ねw

 

私に頼みごとをしてくるヤツらはまだ自分の可能性を知らないが、時にとんでもなく花開くヤツがいる。

 

現在私の隣のデスクでスマホゲームをコソコソしているAくんである。

鹿児島県南さつま市坊津町。何もないところだけれど何かは見つかりそうだよ。

夏休みを取ろうと思う。

 

盆シーズンは家庭のあるヤツらにくれてやったので、私とAは仕方なくこの時期に夏休みを取る。

 

さてどうしよう。

19,20,21,22の平日に仕方なくブッ込んでやった。しょうがないよね。だって休めるのはそこくらいだもの。

 

私には計画がある。6月にも行ったのだが、亡くなったパートナーの墓参りへ鹿児島へ行こうと思う。

 

パートナーの田舎とは鹿児島県のホントに端っこにある、現在は恐ろしく過疎化している坊津町坊(ぼうのつちょうぼう)というところだ。

 

何もない。ホントに何もない。こんな感じ。↓↓

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急な山を切り崩し無理やり住宅地にしたような不便で何もない僻地である。グーグルマップで見てもらうとホントに端だということが分かる。

 

今はほぼ高齢者で構成されている集落だ。

 

近くにはカツオで有名な枕崎がある。日本最南端の駅としても有名な枕崎駅もある。

薩摩白波」というイモ焼酎業界ではかなりメジャーな焼酎ブランドの蔵もある。

「明治蔵」。なんか歴史ありそうな名前だ。

私は過去2回坊津町へは行っているのだが、最初はパートナーと行った。最期にはなってしまったがパートナーの里帰りのためだ。

もちろん運転は私なのでイモ焼酎の芳醇な香りだけで我慢させられた。

2回目は今年の6月に墓参りのため1人で行った。もちろん運転があるので飲んでない。樽からの直飲みなんて考えただけで禁断症状が現れそうなめったとないチャンスなのに残念だ。

誰かと行けばいいのだが、私のクズな友人たちは自分さえ良ければいい奴らばかりなので、間違いなく私を差し置いて飲むだろう。ヤツらはダメだ。

 

私が薩摩酒造で夢を叶えるには酒を飲まない強い意志を持った(もしくは飲めない)友人がひとり必要なのだ。

 

パートナーの実家には泊まれない。日に日に認知症が進行しているお父様がいるのだ。

自分の家から頑なに動こうとしないガンコな田舎の高齢者だ。パートナーのお姉さんと妹さんと介護の人たち交代で面倒を見ている。

 

お父様は今年の6月にご挨拶に行ったけれど、私のことは分からなかったようだ。私も「初めまして」と挨拶した。

私のパートナーが亡くなっていることも分かっていないようだ。家の中はひどい有様でお姉さんたちと一緒に掃除をした。

 

写真を見たらお分りだろう。ありえないくらいの急勾配で高齢者には登るのも下りるのもキツイ坂だ。

そこをお父様はふと戻った記憶をたどって徘徊する。

防波堤の所で近所の方に保護されてることもよくあるそうだ。

 

誰でも同じように認知症を発症する可能性は大いにある。

 

私は認知症になった人がふと戻った記憶をたどった先に見えている物がなんなのかとても知りたい。

 

お父様が何をたどって防波堤に行ったのか私には知る由もないけれど、何かがそうさせてしまうのなら認知症になるのも悪くはないのかも。

 

 

 

少なくともその時はいい記憶をたどっているはずだ。

お母さん、ちょっと落ち着いてくれたほうがありがたいんですけど。

子を思う母親の気持ちはわからなくもない。

 

しかし冷静さを欠くと迷惑にしかならない話。

 

子どもの急患はよくある。夜間に多い。

母親が血相変えて子どもを抱きかかえながら飛び込んでくる。

とりあえず救急で受付するが、当直医や救命医の内容によっては「その日はハズレ」という日がたまにある。

そんな時はまず私たちが母親から症状を出来るだけ聞き出し当直医や救命医に伝える。

そこで医師の判断により受け入れるか受け入れられないかが決まる。

子どもの症状にもよるが、すぐ対応できる医師がいる場合はもちろんそのまま受け入れる。

しかしポンコツしか揃ってない日は受け入れ拒否をする場合もある。非情なようだが、命を最優先に考えるならそれは懸命な判断なのだ。ここで無理して傷口を広げることはない。私たちに出来ることは、素早く3次救急へ回ってもらい救命の可能性をグンと上げることだ。

 

しかし…

母親は気が狂ったように喚き散らす。話もなかなか進まない。何も聞いてくれない。ほんと厄介だ。

「人殺しーーーーー!!!

 

いや、お前がな。

 

私「お母さん。まず落ち着きましょう。現在3次救急の受け入れを…」

母「うわーん!◯ちゃんが◯ちゃんが!人殺しーーーーー!」

私「お母さん。落ち着いてください。医師によると、◯ちゃんの症状は3次救急への搬送が必要とのことです。搬送先が決まったらすぐ救急車で搬送しますのでまずは落ち着きましょう。」

母「そんな時間ない!人殺しーーーーー!」

 

だからお前がな。

 

私「お気持ちはわかります。ここは落ち着いてまず行動に移しましょう。お叱りでしたら◯ちゃんの容態が安定してからでも遅くないでしょう?お車は危ないですのでこちらに置いて行ってください」

 

私はここでいつも理解に苦しむ。

 

どうして救急車を呼ばずに自分で連れてくるの?

 

救急車には救命士が居て移動しながら救急ネットワークで症状に見合った救急医療が出来る受け入れ先を探しながら、場合によっては電話などで医師の指示を仰ぎながら簡単な応急処置(救命士が出来る範囲)をしてくれる。

 

子どもの場合処置が遅れれば手遅れになる可能性が一気に跳ね上がる。

テンパる気持ちは分かるが、お前は医師でも救命士でもない。人殺しをしそうになってるのは、

 

お母さん。あなたですよ

 

受け入れをした場合でもすごくやかましい。静かにしてろ。診察の邪魔にしかならない。

子育て初めてのヤンママにその傾向が多く見られる。子どもの名前を見りゃ1発で分かる。見事なキラキラネームだ。

 

受け入れるということは、適切な処置がその場で出来るということを指している。

とりあえず診るという行為はこの場合時間の無駄でしかない。

 

母親が自分で動き回った挙句、手遅れの状態で運び込まれる子どもも少なくない。

 

マイルドヤンキーの若い夫婦は旦那のほうが力ずくでなんとかしようとすることもある。

 

子どもの急患はまずかかりつけ医から相談するのが鉄則だ。それがNGなら119に相談して救急車を呼ぶか医療機関に直接電話をして症状をできるだけ細かく話して指示を待て。

お母さんが落ち着いて詳しい情報を私たちにちゃんとくれれば手遅れなどによる後遺症などのリスクを減らせると思ってくれてもいい。

いきなり来るのは時間の無駄になる可能性が高いのでまずは落ち着いて取るべき行動を取ってくれ。

メモに時系列形式で書いたものがあればなお話は早い。私たちがお母さんから引き継ぐ情報によっては素早い行動が可能なので、ふだんから緊急時のマニュアルみたいなのを箇条書きに整理しておくと便利だ。

 

そして覚えておいてほしい。

救命というのは警察も法律も関与できない言わば治外法権の現場なのだ。医師が人を助けない理由なんてないし、行政も手を出せない。救命に当たっては医師が最上位の決定権を持つ。たとえ凶悪犯でも救命を必要とする患者なら医師は警察に「出ていけ」と命令できるのだ。

 

医療に携わる者すべてが、本当に命を最優先で優先順位を決めていることはなかなか理解されない。

 

 

そして私たちはこう呼ばれる。

 

 

人殺し。

私の愛すべき、一回死んだほうがいいクズたち。

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東京3日目。

 

世話の焼けるクズ医者を朝7時に叩き起こし、身なりを整えてクズにだけは見えないように仕上げ、タクシーに放り込むまでが今日の私に課せられた使命だった。

一応スーツを着せるとそれなりに仕上がっている。

 

でも酒臭い。大丈夫かコイツ。

 

トマトジュースを無理やり飲ませ、ブレスケアと息スッキリ系のガムを食わせた。余計気持ち悪くなったそうだ。

 

どうでもいい。私の体じゃない。

 

二度寝したいがそんなこと言ってられない。チェックアウトがあるのだ。クズたちの荷物を片付けてチェックアウトしなければ。

シャワーを浴び私たちの部屋は15分ほどで整理できた。

課長に電話を入れる。

私「今から部屋に行くから起きて部屋を開けなさい」

課「はい」

部屋に入ると案の定酒臭い。

Aを叩き起こし。順番にシャワーを浴びさせる。コイツらのシャワーが終わらないと荷物の整理も終わらない。

ようやくチェックアウトの準備が整った。主治医とは品川で16時に待ち合わせだ。

スーツケースは品川駅付近のロッカーに預けた。16時まで時間潰さなきゃいけないしね。ゴミしか入ってないからそのまま東京に捨てて帰ろうかと思ったくらいだ。

 

さて観光にも興味のない私たちは悩んだ挙句パチンコに行くことになった。クズすぎてもはや言葉も出ない。まあ私の提案なのだが。

本当はBOSSの動画撮影に使われる昔のパチンコ台などが設置してあるゲームセンターRISEにBOSSのタクシーで行きたかったのだが、Aと課長はそこまで古いパチンコ台に思い入れもないので難色を示された。「BOSS?誰?」バカ野郎。分かってないな。

 

さて店なんてどこでもいい。テキトーに入店して私たちは甘デジコーナーを見て回る。

課長が興味を示したのは北斗無双の甘だ。北斗世代だからな。Aは普段ほとんど打たないので分かりやすくてドコにでもある海を見ている。私は大好きな貞子3Dを発見してしまい、本当になめらかに着席した。回らなくてもいい。私は貞子を愛しているのだ。

4円で甘のノリ打ちで話はまとまり各自打ち始めた。

Aはソッコー大当たりさせ時短引き戻し込みで4〜5連チャンさせていた。投資は1000円もかかってないはずだ。

課長は80回転ほどで大当たりさせたがST突入せず。北斗無双はこれがキツイのだ。面白いとは思うけどね。

北斗は初当たり後の30回の時短中に95分の1の大当たりを引ければST突入となり、十分な爆発力は秘めているのだが、単発のループにハマるともう地獄でしかない。30回転の壁はなかなか厚い。今日の鍵はコイツか。

そうこうしてるうちに私にもチャンスがやってきた。投資は6000円。うわー。100回転に届いてない。明らかに回らない台だ。でも貞子が好きなんだもの。しょうがない。貞子を見つけてしまった私には選択肢などないのだ。

柏田(アニメ調)保留(赤保留扱い)に昇格し擬似3まで発展。キレパンダ、群予告がないのは気になるが、役物が絡む派手な演出を経由してストーリー系に発展。土管がやってきて出てきた文字は「」。やばい。ハズレそう。一気に萎える。

最後の一撃ボタン。やっぱりハズれた。

貞子では珍しいことではない。大した予告もなくしょーもないリーチであっさり当たることもあるし、アツイ予告が絡みまくった挙句の裏切り行為なんてザラにある。

私はその後すぐ、ただの赤字のチャンスアップしかない普段ならハズレ待ちのしょーもないリーチで当たった。STもらった。

私は貞子のSTが上手い。自称貞子STズラしのプロだ。

今日も順調に連チャンを重ねる。16R2回含む12連チャンで持ち玉は7000発を優に超えている。すでに20000円ほどの浮きだ。

楽しすぎる。

 

時刻は午後2時。私の持ち玉は12000発まで増え、Aも7000発ほど持っている。課長は投資こそかさんだが持ち玉は5000発ほど。

10万弱を換金して投資分26000円を引いた残りを3当分した。1人あたり25000円弱の勝ちだ。

 

貞子愛してる

 

ちょっと待ち合わせには早いので駅近くのショップを見て回る。

東京ばな奈

私にはどこが美味いのかがよく分からなかったがパートナーは好きだった。小さいノーマルのやつを1つ購入する。

 

さて主治医とも無事落ち合い私たちは帰途についた。新幹線はサラリーマンたちで結構混雑している。主治医以外はいつものゴミスタイルだ。恥ずかしい。

 

私はこの先車の運転が待ってるのでまだ飲めない。他のクズたちは乗車前に買い込んだ酒やらを早速飲み始めている。いいな。あームカつく。

 

無事我が家に到着し、

私「お前ら荷物持って上がっとけ。私は車止めたら犬を迎えに行ってくる。スーツケースで床キズつけんなよ。冷蔵庫以外何も触るな」

そう言い捨てて私はマスター(日焼けで焦げまくった挙句AV男優みたいな風貌になっている馴染みのカフェのマスター)の店に歩いて犬を迎えに行った。

 

私「ありがと。助かった。今日店終わったらウチきてよ。土産あるから。」

マ「おう。」

 

私は犬を連れて我が家へ戻る。

 

駐車場にはクズ3人がいた。

 

主「俺らマスターの店で一杯飲んでからタクシーで帰るわ。このまま歩いて行くから。じゃあな。お疲れ。」

課「ほな明日」

A「お疲れー」

 

なんなのお前ら?

そこは「いろいろお疲れ様でした」とかいう体で普通誘うとこだろ。

 

とりあえず玄関に入る。スーツケースは靴脱ぎスペースにデンと置かれている。邪魔だ。主治医は履いていた靴を脱ぎ散らかして私のクロックスを履いて行ったようだ。バカじゃねえの。

本当にヤツらは使えない。そろそろ嫁もブチ切れていいんじゃないか?ゴミのように捨てられてしまうがいい。

 

私はブツブツと文句を言いながら犬を室内に放し、スーツケースの中に入っているゴミ、いやヤツらの汚れモノを洗濯機に放り込んだ。犬たちはまだ寝そうにない。そのまま風呂入ろう。

 

風呂上がり。やっと飲める瞬間がやってきた。

ビールを一気に1本空にする。うめえ。さあ2本目。

 

あ、そうだ。東京ばな奈

 

私はバッグから小さい東京ばな奈を取り出しパートナーの写真やお骨(手元供養用の小さいやつ)が置いてある場所に向かった。

 

 

そこにはヤツらがそれぞれ買ってきたと思われる東京ばな奈が3つ置いてあった。

 

 

私は思った。

 

 

 

誰がこんだけ食うねん!

 

 

 

私はそんなクズたちにまた今日も骨抜きにされてしまった。

 

超個人的妄想研究所「るい研」を設立しました。

東京2日目。

 

関西人はよく「東京の飯はマズイ」と言う。いや関西人だけではない。就職などで上京した田舎者が、まず驚くのはその人の多さと複雑な地下鉄などの路線、メシのマズさである。

 

本当にそうか?

 

私はそうは思わない。東京でも美味い物を出す店はあるし、関西でもマズイ店はマズイのだ。

何が違うのか。東京だけでなく全国区で言えることなのだが、どこでもある程度金さえ出せばソコソコ美味いモノは食える。まあ味覚が追いつけばの話だが。当たり前である。

じゃあ700円という縛りを設けてランチを各都道府県で作ってみよう。

必ずバラつきは出てくるのだ。これも当たり前だ。材料費・人件費・地代。

つまり、

東京だけに限ったことではないが、地代が高い地域では、安くて美味いモノがない

ということが考えられる。

地元で700円でよくランチを食っていた人間がいたとしよう。それがその人のデフォルトだ。しかし行く地域によっては同じ700円でも内容が違うランチが出てくる。僻地ではそこそこ豪華なランチ。都心に近づくけば近づくほど貧相なランチ。中には例外もあるだろうがおおよそそんなトコだろう。

ムリに安くすればどうしても雑でクオリティの低いものができちゃうからね。美味いか不味いかの分岐点は700円くらいでの満足度や総合点を指すのかも知れないね。都心では満足するにはちょっと難しい金額だ。

地域性。

関西人は基本的にケチが多い。お得感が何より好きだ。

えーたっかーボッタやん

平気で口にする。

そのため店側も企業努力を怠らない。関西では安くて美味い店がデフォルトなのだ。

だから東京のメシはマズイという人は、

 

ガストでも行ってろ。

ちなみに私たちクズ4人は東京で「安くて美味い店」を探すのを早々に諦め、ソコソコ高め設定の洋食屋だとか回転寿司だとかで食事を済ませていた。当たり前だがマズくはなかった。馴染みの味だ。

 

味覚も多いに関係あると思う。長年育った慣れた味がデフォルト化しているのが人間である。

味覚は地域性(都道府県という話ではなく)にも大きく左右されると思う。貧困家庭で育った人は食を楽しむという習慣がなく常に大味なものを口にしている。富裕層の人は幼いころから食を楽しむという習慣がある。色んな食材を口にする機会も多い。やっぱり味覚もその人個人のデフォルト具合に影響される。

 

美味いモノの定義ってほんと曖昧だよね

 

ただ食ってる様子や反応をじっくり観察してみるとその人の歴史もなんとなく分かっちゃうw

 

育ちが悪い。これは一発でバレてしまうから注意したほうがいいですね。好き嫌いがハッキリしてるのは育ちが悪いという、超個人的妄想研究所「るい研」の研究結果が出ている。

 

こちらのすぐ股を開きそうな女たちは、「やっば。マジうめえ」とか言いながらインスタにアップするのに余念がない。

どうせうんこ味のカレーを食わせても同じような反応だろう。

 

私の職場の食堂での話。新人数人がうどんを囲み固まっている。

「なにこれ?薄くね?」

「ぜってー薄い」

「醤油入れたら?」

「そうしよう」

「まっず!」

こんな感じで関西のうどんはマズイと彼らの味覚に刷り込まれてしまう。なんでやねん。

 

先入観。

だいたいの人はそうなんじゃねえの?

 

私は俗に言う「頭のいい人」って味覚が(だけじゃないけど)鋭いと思っている。彼らの探究心は尋常ではなく、食に興味がなくても一旦食に興味を持てば先入観を持たず果てしなく追求すると思うからだ。繊細な味やほのかに残るフレーバーなんかも嗅ぎ分ける能力があると私は踏んでいる。いやまあ紙一重なのだが。

 

 

私の主治医は「納豆・豆腐」にドボドボ醤油をかけるバカ舌の変態なので例外中の例外だ。紙一重のアカンほうだ。

 

今日も回転寿司屋で醤油のおかわりをしていた。

 

なんかいろいろ恥ずかしい東京2日目である。

安定を選んで勝負します!それってたぶん恥ずかしいことですよ。

東京にいる。クズ3人と一緒だ。


すでに昨夜から私以外のクズは暴飲暴食に明け暮れ、どいつもこいつも我が家を出発する15分前になっても起きてこなかった。


氷が入った袋をパンツの中に入れてやった。


シャワーを浴びる時間もなかったためハミガキと着替えだけをさせすぐ出発した。


もちろんヤツらはほぼ手ぶらで前乗りしてきていたので、昨夜のうちに全員の着替えやらをスーツケースにブチ込んで車に積んでおいた。主治医は仕事用のスーツすら持ってきてなかった。私はそれも予想の範囲内だったので昨夜のうちに主治医宅へ取りに行っていた。私は貰い手さえいたらいい嫁になるだろう。


さて新大阪。縒れてゴミのような見すぼらしいクズ3人を引き連れ改札をくぐる。

この私含むゴミ集団を見た人は、絶対私たちを医療関係者だとは思わないだろう。


ドラマでよくある「この中にお医者様はいませんか!?」みたいな事態が起こったとして、私の主治医が「私◯科医です」と名乗り出たところで絶対信用なんかしてもらえないだろう。

それほど見すぼらしい集団なのだ


クズ3人はコンビニで酒やツマミを適量とはいえない量を購入し新幹線に乗り込んだ。グリーンだ。主治医だけは出張に関する1泊分の費用は公費扱いなので、グリーンくらい奢らせてもバチは当たらない。(もちろんグリーン料金及び前乗り宿泊費は自腹)


当たり前だが私たち以外のグリーンの乗客はみんなシュッとしている。なんか目立ってるような気がする。我が家では普通の風景なのに、一歩外へ出るととたんに周りの皆さんに申し訳ないような気持ちになる。

「なんかすいません」


さて品川で下車。ホテルにチェックインするときもなんか恥ずかしかったので私が代表でチェックインした。


さて部屋割り。課長と主治医の組み合わせ以外ならなんでもいい。クズでも一応医者なのでバカ課長は私やAに対する接し方のそれとはまた違う。仲は普通にいいのだが。


結局、主治医が

体の隅々まで細胞レベルで知っている俺が◯◯と同室が適当だろ」


いやらしい言い方すんなよ。クズ以外の人間が聞いたら絶対引くわ。


そして主治医と同室。別に何の問題もない。


午後6時過ぎにメシを食って一旦ホテルに戻り主治医たちは「10時ごろ起こして」と言って仮眠を取っている。バカか。


しかし東京に来てから思ったのだが、こちらの方は「逆に」という言葉をよく使うのだな。

「えー新橋とかの飲み屋とかってえ、んー逆にオシャレ?」

じゃあ上野行っとけ。もっと先を行ける

「それって逆に新しくない?」

新しくない。古いものは古い

すぐ股を開くような女と、すぐパンツを脱ぎたがるような男たちにその傾向が顕著に見られた。すげえバカっぽいからいい大人の皆さんは注意したほうがいいですね。


あとなんでも頭とかケツにローマ字で「Tokyo」とかつけんのもどうかと思うわ。

◯◯TokyoとかTokyo◯◯とか。

そんな看板が至る所にあった。ラーメン屋とかにも店の名前のケツに「Tokyo」の文字があった。

いやマジで引くレベル。なんでもかんでも付けたらエエってもんちゃうから。


関西では「KOBE」「神戸」とつけたら売上げが上がる現象と良く似ている。ほんとくだらねえ。神戸コロッケ、神戸本舗、神戸カリー。

確かに名前は大事だよ。ゴロ合わせも大事だ。でもそろそろみんな正気に戻ろうよ。


おそらく「◯◯N・Y」とか「PARIS◯◯」、「◯◯LONDON」あたりをパクってきてんだろうけどさ。


増えれば増えるほどその希少価値は下がる法則に気づいて、そろそろ新しいモノ作りましょうよ。


店名のどっかに「Tokyo」つけときゃ間違いないだろ。みたいな「安定を選んで勝負をかける」

って矛盾してると思うし、勝負をかけるならもっと攻めた感覚でいいと思うな。



なにで個性を主張したいのかがよく分からない東京の風景が私はキライだ。


あ、もうすぐクズたちを起こさなきゃ。

身内の恥を晒すようですが、私は恥だと思っておりません。

明日から東京だ。

朝11時台の新幹線で行くことになっている。私のクソブログによく登場する3人のクズたちと一緒だ。

東京に行くことになったきっかけは

Aたちの居ないどこか遠くへ行きたい。 - るいブロ

という過去のエントリーに書いてある。

 

実はこの後クズ3人が「前乗り」というよくわからない理由で我が家に泊まりに来る。

だいたいいつものことなんだけれど。

きっとAは明日から2泊3日の旅行だというのに手ブラでやってくるはずだ。

我が家にあるAの私物などをかき集めたら2泊3日の旅行くらいはまかなえてしまうのだ。それにあぐらをかいた結果が手ブラなのだ。もう意味が分からない。

バカ課長はバカのクセに大層出来た嫁をもらっているため、着替えくらいは持ってくるかも知れない。あくまで「知れない」だ。その辺は嫁の機嫌に準ずる。

私の主治医も似たようなものであるが、さすがに出張となると必要最低限のものくらいは持ってくるかも知れない。こちらもあくまで「知れない」だ。

 

だからお前たちはクズなのだ

 

あまり楽しみでもない旅行はさておき、まず私のクソ雑記ブログなんかにスターを付けてくださった奇特な方々へお礼申し上げます。

1億分の◯人。この数字はまだとても小さいものですが、こんな変人に注目してくれた方が◯人もいるということは、私には小さいものだとも思えません。この場を借りて改めてお礼を申し上げます。

 

 

さてまたちょっと過去の話である。

 

私には5つ年の離れた姉がいる、

 

身内としてあまり言いたくはないのだが、私の姉は

 

大層男グセが悪かった

 

今でいう「ビッチ」だ。さらに非常に飽きっぽい性格で、男も飽きるとゴミのように捨てていた。私はその捨てられた男からの電話をヤツらが諦めるまで「コールが鳴ったら必ず私が誰より先に電話に出る」という大役を仰せつかり、「居留守」という古典的な方法で諦めさせていた。

 

さらに言うと、

 

離婚ばかりしている

 

もうクセになってんじゃねえの?というくらい彼女は離婚を繰り返している。奇跡的に過去に離婚した相手との間に子どもはいなかった。子どもが出来ていたらまた違う現在になっていたかも知れない。

 

現在は大学生と高校生の娘がおり(私の姪)、姉は「何かを飽きずに継続する」というくだらない新競技で意味のない新記録を叩き出している。その記録は1秒単位で更新中だ。

どうでもいいわ。

 

 

その姉が変わりだしたころの話。

 

 

姉は現在の夫と出会い2人の娘を授かっている。姑は昔の人で「男の子を産め」という人だ。まだ元気に生きてしまっているらしい

 

最初の子は早産で900グラムという超出生体重児であった。母子ともに危険と言われる陣痛時間を乗り越え、誕生した我が子に対面した瞬間思ったそうだ。

 

私はこの子に会うために生まれてきた。

 

運命を信じたくなる言葉である。

ただ世間ではその言葉を何回も使うバカが多いのも事実だ。そのバカは自分が錯覚を起こしていることに気づいていない。あなた騙されてますよ。被害が小さければいいですね。

 

それはいい。姉は確かに変わった。結婚当初は私に「何もしないクソ亭主」「いつ離婚しよう」と言っていたし、妊娠が分かったときでも「今ならまだ間に合う」とか言っていた。

 

最初の子が生まれてからの姉は昔のクソビッチ時代を思わせることなく、ただひたすら我が子に愛情を注いでいた。

超出生体重児だったため後に障がいが出てくる可能性もあったらしいのだが、「それでもこの子がいい」と言っていた。

姑とはそのことで大層モメて本気で人殺しをしそうになったと後に告白している。

その子は障がいが出てくることもなく現在は元気に私が中退した元母校に通っている。

その3年後に次女を授かる。姉は最初の子と同じく愛情を注いだ。姑は口を出したら「今度こそ本当に殺される」と思ったのか何も言ってこなかったそうだ。

 

昔の派手な姉を知っている私は別人を見ているようだった。2人の姪はなかなか聡明で母親が大好きな娘に育ち、どこへ行くにもいつも一緒だ。「ママ、◯◯くんとデートやねんけどこの服でいい?」とかドラマでありがちな風景もよく見たものだ。

 

私とパートナーが大変だった昨年は本当に世話になった。ビッチだったころの姉は身内の私にさえとてもシビアで、絶対助けてくれるような人間ではなかった。

そんな姉が私のいきつけのカフェのマスターと連携を組み、私たちの代わりに買い物や食事を届けてくれたりした。

 

 

そんな姉の亭主が昨年の冬に脳梗塞で倒れた。私がそれを知ったのは6月の下旬ごろだった。正確には脳梗塞で倒れたことは父親から年明けくらいにふわっと聞いていたのだが、詳しい現状を知ったのが今年の6月下旬だった。

 

姉の亭主は介護が必要になっていた。

 

あの働いたことがない姉が現在はラブホの清掃のパートをしている。私は姉が何も言ってこないことを不思議だとは思わなかった。姉はプライドが高いのだ。私はそれをくだらないプライドとは思わない。私にも姉についていろいろ思うことがある。あくまで憶測なのだが、私の助けはまだ要らないと考えての行動のはずだ。

 

余計なことはまだしないでおこうと思う。

 

私が今余計なことをするのは迷惑以外の何者でもない。

 

きっと大変だが充実しているのだろう。

 

姉が長女と一緒にパートに行ってるのを知ったときそう確信できた。