るいブロ

つつがない毎日の落とし穴

優秀な人材の引き抜きに動きだしたポンコツチームの舞台裏。

課長が我が家にやって来た。連れてこなくてもいいのにAも来た。


今日の昼休みのことである。


私「課長。ご相談したいことがあるので時間作っていただけますか」

課「なんだ?」

私「ここではちょっと…」

課「わかった。ライン入れといてくれ」

私「………わかりました」


そしてすぐラインを入れた。


私「アホか!ラインで出来る話やったらわざわざ言いに行くか!

課「なんやねんな。じゃあ終わってからにしてくれよ。」


私は軽くあしらわれたことにイラっとして罵詈雑言を送り続けた。そしてしまいには

課「めんどくさー」であっさりと締めくくられた。


そんな経緯で課長が我が家にやって来た。そして同僚Aまで「なんか面白そう」という理由でくっついて来たのだ。


課長と私は同年代であり職場での付き合いも長い。職場ではお互いの立場上、上司と部下に徹しているのだが、仕事を離れれば長い付き合いの良き友人なのだ。職場の人間でこのことを知ってるのはAだけである。ちなみに私は人事評価自体は悪くないのだが、昇進はずーーーーーーーっと見送られているw何か問題があるのだろう。Aに追い抜かれるのも時間の問題だw


2人にツマミとビールを出しながら話を切り出す。こないだのエントリーで書いた天才Sくんの引き抜きの件だ。

私「あのさぁ、清掃のバイトでSくんて子がいるんだけどね…まだ本人に確認はしてないんだけど正社員で引き抜きたい。動いていいかな?先に相談しとこうと思って」

課「はあ?理由は?」


んー困った。特に理由はない。ただ欲しいから相談しただけだ。


A「Sくんバイトしながら就活してるけど。障がい者枠で。一般枠はもう心が折れたって言ってたわ」

課「で、理由は?かわいそうだから?」

私「違うわ。特に理由はないけど…たぶんいい仕事するよ。彼、部下を持つのも早いと思う。」

課「…んー。理由としては弱いわ。言って来たのがお前じゃなかったら即却下ってとこやな。…でもまあ就活中なら話は持って行きやすいな。ただ本人がやる気になってくれても採用されるかどうかは俺じゃわからん」

私「ですよねー」

A「どうせ引かへんでしょ?w」

課「まあムチャは無しで頼む。お前の始末書もいい加減飽きたわ。……くれぐれも本人に確認してからにしろよ。アレがあれば話も早いし内定率も高い」


アレか…。私個人としては全く必要ないと思っている資格のことだ。

私たちの仕事は誰でも出来るのだが、一応専門職なのでその職に就くにはいろいろな資格が用意されている。

しかし実際働いている立場から言わせてもらうと、資格など全く必要ない。実務経験がなにかと重視される職場なのだ。私が担当している職業訓練校でもそれに似た資格を取るコースがあるが、ぶっちゃけそれらの資格は持っててもあまり意味がない。知識のないまったくのゼロスタートではないだけ、「ないよりあったほうが多少有利なだけ」の資格だ。


課長が言ってるアレとはそれらの資格のことではない。合格率30パーセントほどのちょっと難しい資格のことを言ってるのだ。


その資格とは、持ってるだけである程度の実務経験と同等の技術があるものと見なされ、即戦力の人材として扱ってもらえるものだ。

昔の話になるが、私は年2回のその試験に3回目で合格した。Aはもともと頭がいいのか1発で合格しやがった。コイツが今使えるのは、

やっぱり私のおかげだろう

しかしぶっちゃけ何年かこの業界で仕事をしてれば資格なんて全然意味がなくなる。転職時でも実務経験◯年のほうが重視されちゃうから。


しかし、課長は私がSくんを引き抜くのに手っ取り早い方法を提示してくれた。課長は賛成だと取っていいだろう。


私の職場では盆休みなどない。交代で夏休みを取っていくのだ。私は9月に入ってから遅めの夏休みを取る予定だ。もちろん清掃のバイトにも基本的に個人が希望を出していない限りは盆休みなどない。


Sくんへのファーストコンタクトはこのお盆中になりそうだ。


課長は私の数少ない友人であり良き上司だ。ありがたいことに、私が多くを語らずともいつも好きにさせてくれている(放置という線も否めないが)今回もやっぱり私の好きにさせてくれるようだ。たまに容赦なく怒られちゃうけれどw


私が課長から受け継いだものはAが引き継ぐことになる。そしてAは私から受け継いだものをもっと大きくしてSくんに引き継ぎ、SくんもAから受け継いだものをさらに大きくして誰かに引き継いでいくのだろう。

社会とはそういうものだ。世代交代は早いうちにしておくとラクもできるし職場での楽しみも増えるのだ。



久しぶりにワクワクしてきた。



A「で、どうせ俺がSくんを連れてここに来ることになるんでしょ?」


さすがA。飲み込みが早い。



私の職場は安泰だ。