餃子。(鹿児島県産黒豚使用)
我が家の昨夜の晩メシだ。
先日パートナーの田舎から大量のサツマイモとともに送られてきた黒豚で作った餃子である。
櫻井翔がCMをしているAJIN◯M◯T◯ギョーザとは比べものにならないほど美味い。
肉の味がしっかりしており、巷で流行りの女子供が喜びそうな野菜シャキシャキ餃子ではなく、なんとも肉々しくて猛々しい餃子である。
ネットで買えるような有名どころの餃子とは違い、いわゆる「地域の人が気軽に食う地元密着型」のDIY感たっぷりの見た目ちょっと乱暴な餃子だ。
昨夜はクズ4人が久々に揃ったので、半袖で過ごせるくらい部屋をガンガンに暑くして、
「アッツアツの餃子を、暑っつい部屋で、キンキンに冷えたビールで食う」
という夢のようなクズらしい晩メシにしたのだ。
ガス暖炉
エアコン
加湿器2台フル回転
部屋の温度を30度近くまで上げ、湿度も60%をキープして、アツアツ餃子をキンキンのビールで流し込むのに最適な環境を整えた。
クズ4人が集まると、クズならではなのか、やはりそれぞれの餃子の食い方がある。定番の酢醤油はもちろんだが、他には
- 粗挽きコショーだけで食う。
- 酢に粗挽きコショーを大量に入れて食う。
- 大量の刻みネギとマヨネーズで食う。
- 餃子と大根をシソで巻きゴマだれで食う。
- ハニーマスタードで食う。
- ニラ肉味噌で食う。
- スイートチリソースで食う。
などなど。
あと、缶詰めの桃やパイナップルをフードプロセッサーにかけて細かくしたのを焼き肉のタレにブチ込んだモノにつけても美味そうだな。
試したことはまだないが、万能タレに仕上がりそうだ。今度試してみるので、結果はブログ上でお知らせします。
そのときは、カントリー風キッチン(そんなんないけど)に立つ、ステキなライフスタイル提案系ブロガーぽく仕上げてみよう。バカバカしいけど。
さて、本題です。
快適な環境下で腹いっぱいになった私たちは、クズらしく潔く、
あー。食った食った。洗い物とか片付けなんか明日明日。なんなら明後日でもいいや。
本能の赴くまま眠くなるまで飲み食いをした。
そのおかげで、私は今朝1時間ほど寝坊してしまった。いつもなら、土日は7時前に起きて犬の散歩に行くのだが、今日は犬の散歩が9時前になってしまった。
クズたちはまだ寝ているようなので、加湿器に水を足して、暖房はエアコンとガス暖炉だけつけたままにして、犬たちを連れ家を出た。
外はキンキンに冷えてます。
寒い。とんでもなく寒い。クッソ寒い中でも犬たちは元気だ。いつもの散歩道を歩く。
時間帯がいつもと違うので、風景も少し違っている。
散歩道は、わりと深そうな川に沿った遊歩道であり、中学校も近くにある。川では何人かの釣り人が釣りを楽しみ、遊歩道では野球部らしき中学生がランニングをしている。
おはようございまーす。
元気な中学生が挨拶をしてくれる。問題発言かも知れないが、
うーん。かわいいじゃねーか。家へ来たら全員まとめて毎日でも美味いモン食わせてやるぞ。
そう思ってしまうほど田舎の中学生はかわいい。
川では、
鍋にしたら美味そうなカモ
が一列になってのんびり泳いでいる。
焼いても美味そうだな。
あーカモが食いたくなってきた。誰かに送ってもらおう。
肺が洗われるような、キンキンに冷えた清々しい空気の中、雑念だらけの私は犬に引っ張られながら遊歩道を歩く。
いつもの道も時間帯が違うだけでこんなに新鮮なんだな。キンキンに冷えた朝の空気も、通勤時のそれとは違うような気がする。
こんなとこで、朝焼けをバックにヨガでもやってる写真をアップしたら、アクセス数もアップしそうだ。
さて、気分も良くなったし、犬たちも満足したようなので帰るとするか。
玄関を開ける。
モワッとした昨夜の餃子の残り香が私を襲う。
洗われた肺が一気に汚染される。
おい。プラズマクラスター大丈夫か?
リビングへ行くとクズたちが、
おう、お帰り。暑くて喉渇いて目ぇ覚めたわ。
朝っぱらからビールを開けている。なんでコイツらはこんなにバカでクズなのだろう。
清々しい気分も、昨夜の餃子の残り香と一緒にすべて台無しだ。
私は寒かったので焼酎の湯割りにした。