医療系クズの雑記ブログ

いろいろあってブログ名変えました。クズ上がりです。

スペシャリストの実力問題。

そう言えば最近ブログの更新が数日おきになっていた。

 

ひょんなことから、Sくんという障がいを持つ男の子の資格のための勉強をみることになったので、その勉強を我が家で他のクズ(友人)たちとワイワイ言いながらやっていたのだ。

 

以下関連エントリー

圧倒的閃き!前向きのバカならまだ可能性はあるが、後ろ向きのバカは可能性すらゼロ…。(パクリではなくオマージュです。) - 医療系クズの雑記ブログ

診療報酬請求事務。

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医科と歯科があるのだが、Sくんは医科のほうを受験予定だ。

Sくんは医療系はまったくの素人で、10月下旬からやっと職業訓練に通い始めたばかりの子なのだが、現在の能力レベルは「職業訓練修了直前レベル」である。いやいや、実務経験3年レベルかも知れない。

私を含むスペシャリスト4人(全員クズ)が勉強をみてるのだ。当たり前である。

結局、仕事に就くと資格なんてあまり意味を持たなくなるんだけれど、仕事に就くまでの能力の証明としてはやはり必要だ。

私と同僚A、上司のバカ課長は、その資格の医科をもっている。他にもしょうもない資格を2つ3つ持っているのだが、あまり役には立っていない。

 

現在はほぼ診察から精算までパソコンで一気にできちゃうので、その資格や知識はやっぱりあまり持ってても役に立たない。まあ「間違い探し」的な感じで知識は多少役に立つこともある。

 

診療報酬請求事務能力検定。

年二回。試験時間は3時間。テキスト持ち込み可。普通に考えて余裕っぽいが、なかなかそうはいかない。

1人の患者の一月分のカルテから、レセプトと呼ばれる保険者(ほけんじゃ)へ送る請求書みたいなのを手書きで作成するのだ。手書きだよ?手書き。バカじゃねえの。

外来患者と入院患者のレセプトを作るのだが、なかなかのボリュームがあるので、試験時間が3時間あっても足りないくらいだ。

 

例)

以下の内容を元に平成29年8月分のレセプトを完成させなさい。

 

2日(19時)

寒気と腹部の痛みで来院。食欲(−)

腹部CT(電画)

U-検、尿沈渣(鏡検法)

B-抹消血液一般、像(鏡検法)、

B-Alb APTT BS BUN CRP GL T-bil HbA1c Tcho

 UA UN TG Nacl HDL γ-GT HVA GH 

B-CEA CA19-9

B-ABO Rh

トキソプラズマ抗体定性、抗体半定量STS定量

検査結果は検体・画像診断ともに文書にて説明。

 DIV  ビタミン◯◯ 500m 1V

         ブドウ糖        500m 1V

9日

血中濃度測定(初回◯年◯月)

喘息について療養・食事指導。

RP)1.テオフィリン2T 朝夕食後

       2.レンドルミン1T 就寝前     14TD

       3 イソジンガーグル  30m

         

18日(日)

医学管理。

胸部単純X-P(電画)

RP)1.2.3 do

 

26日

創傷処理2

デブリードマン、真皮縫合

 

 

テキトーだが、こんな感じで問題が出され、全ての診療行為の点数を月ごとに算定する。

2日のB-なんちゃらってのがある。どれも血液検査なのだが、血液検査でも1つ1つに点数がある。◯項目まとめて◯点みたいなのもある。血液検査ひとつとっても、生化1、生化2、免疫学、微生物、腫瘍マーカーなどいろいろあり、イジワルで微妙にバラけて配置されていたりする。生化1のグループの中にポツンと生化2が紛れ込んでたりね。レセプトに書くときは、各検査ごとのカテゴリー分けをしないと減点される。

てんかんに使用する薬の血中濃度測定も細かなルールがある。初回は◯点で、1月目◯点、4月目以降は◯点とか。

 

RP)は投薬の意味でdoは同じ内容を処方ってこと。薬は、内服・頓服・外用薬で分かれており、それぞれ計算方法が変わる。

 

CTやX-Pなどの画像診断も、月初は◯点加算、電画保存◯点などのルールがある。

 

時間外や休日に検査や画像診断をしたりすると、緊検・外迅速・緊画なんかの特別ルールがある。内容を見てどれを算定するか、どれが算定できるかなど、慣れないと難しい。

 

医療報酬は2年に1回改定があるので、細かい点数は覚えていてもアテにならない。

ルールも変わったりするので、その度パソコンの設定を変えたりする。なので、まあこういうアナログな知識も必要なのかな。人間が操作するものだからね。

 

入院レセプトはまた外来とは違うルールがあり、ややこしい手術や処置なんかが絡むともう何がなんだか分からなくなる。麻酔◯分、酸素◯分、輸液◯mlとかね。

 

ちなみに友人の主治医(クズ医者)は、医師の国家試験とはまた違った難しさがあると言っていた。ある意味、私たちは医師より病名や術式、薬品名を知っているかも知れない。

 

私たちスペシャリストがSくんに英才教育を施した結果、Sくんはまだ職業訓練に通い始めたばかりなのに、その資格の外来の対策問題を多少時間はかかったが、92点という驚くべき高得点でクリアした。

 

後はまあどうでもいい余談です。

 

バカ課長68点 不合格

同僚A     72点 不合格

私           48点 お前勉強し直せレベル

主治医    22点 お前医者辞めろレベル

 

…まあ、手書きのレセなんて必要ないから。

 

いろんな優遇措置を調べてみると、生活は潤うかも知れません。みたいな件。

意識高い系ライフワークアドバイザーっぽいですか?

まあなんとなくで書いてるので頭の隅っこにでも置いといてもらえればいいです。

 

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私はピンピンしているが障がい者である。

先天的なものでもないし、見た目では分からないような障がい者でもある。

日常生活では、さほど不便は感じないので、駐車場などの身障者が利用することを前提とした専用スペースなどは使わない。あえて考えるまでもなくその必要がないからだ。まあ私も人間なので、雨の日や疲れてるときなんかは、「あー。近いとこに停めてえ。」なんて思う時もあるのだが、まあ普通に停めないわな。

そうこうしているうちに、年食ってるだけでピンピンしているジジイがなんの躊躇もなくすかさず停めるんだけれど。

お前は別に優遇されているわけではない。他に譲れ。

こう言ってやりたい。

 

世の中には当事者でないと知らない優遇措置がけっこうある。

こども医療

中学卒業まで医療費の面倒を見ましょう。みたいなもの。負担割合は自治体によって様々。貧乏な自治体はなかなかのケチっぷり。

後期高齢者医療

年食うといろんな病気になったり、介護が必要になったりして、医療費がたくさんかかるので、後期高齢者の医療費を自治体が面倒みましょう。みたいなもの。基本的に1割負担ですが、まあこれが高齢者大国である日本の財政をかなり圧迫していて、未来ある子供にお金がかけられない状態なんです。

そこまで長生きしなくていいですよ。

キレイゴトじゃなくってね。どう考えても、もう社会の役に立っていないのだから。

 

障がい者への優遇措置

私を含む障がい者には様々な優遇措置がある。

それいります?

みたいなものも自治体によってはあるのだが、基本的には税金絡みの優遇措置が多い。

私も障がい者控除を受けている。医療費の助成(自治体による)も受けている。自動車税もタダだ。高速道路料金も半額(事前に自治体へETC登録やセットアップが必要)だな。

私の障がいは見て分からないし、その辺はどうでもよかったのだが、私の職場の特性上イロイロと私の個人情報が転がっているし、隠しておく必要もなかったし、人事部や福祉課から言ってきたのでそうすることにしただけだ。まあもちろん任意なのだが、税金が安くなるに越したことはない。ありがたく減免させてもらっている。

電車とかの運賃も同行者1名まで半額(手帳の提示が必要で距離だの特急券はダメだのけっこうめんどくさい)だな。公共の乗り物は飛行機以外はだいたい半額になるな。

 

私ってけっこう悪いヤツだなw

 

いやしかしだな、私は家を持ってるので、毎年固定資産税とかその他イロイロの税金をどっと納めている。

まあこの辺は節税くらいの感覚で見逃してほしい。

 

クレジットカードの優遇

カード会社によって様々だが、これからクレジットカードを作る方はよく吟味して作ったほうがいい。

今のところ私がメインで使ってるのは、イオンカードだ。年会費無料だしイロイロとコスパがいい。ただしデザインがだっさい。

あと、家族でドコモケータイを持ってる方なら、dカードゴールドでケータイ料金やらイロイロとカード決済したら年会費とかたぶん気にならないくらいのメリットがあると思う。

 

私の職場の福利厚生

正規職員だけになるのだが、医療費の自己負担金が1割で済む。残りが福利厚生で支払われる。私の場合、自治体の医療費助成と合わせて自由診療以外の医療費は一切かからない。食堂では入院患者の負担額と同じ金額で、そこそこマトモな定食が食える。2年に1回の医療費改正で上がったり下がったりするのだが。医師と看護師には靴だな。だっさいやつが1000円で買える。看護師以外買ってるの聞いたことないけれど。マスクと消毒アルコールジェルは使いホーダイ、北海道から沖縄まである提携保養所(ホテル)は1泊4800円〜。勤続3年目経過後から特別賞与として通常賞与の他に2ヶ月分が支給され、半分は手元に、半分は退職金に充てられる。5年で退職したとしてもある程度まとまった退職金が入るので、次の職が決まるまで雇用保険が入るまで食いつなぐ分には十分だと思う。労働組合の優遇もあるが、なかなかショボくれていて、入職1年程度の新人が「使わにゃソン!」みたいな感じで使うくらいだ。

 

生活保護の優遇

まあこれは優遇と呼ぶのが正しいのかはさておき。

抜粋です。

  • 医療は自治体が発行する医療券で受けられる。保険診療はもちろんタダ。月1回各病院・各診療所ごとに必要だ。
  • NHKの受信料も免除される。
  • 税金ほぼ免除。
  • 水道代の基本料免除。
  • 家賃の更新料・保険料支給。
  • 引っ越しにかかる費用支給。(理由・条件あり)
  • メガネなどの一部視力矯正器具代支給。

 

まあケースワーカーの裁量によるものもありますが、福祉事務所所長の解釈が大きく影響します。福祉事務所によっては、現金支給のところもあるし、生活保護者には現金を渡さず、福祉事務所へ直接請求(掛売り)するところもあります。

一般的なのは領収書で後日振込みかな。

 

他にも生活する上で優遇されているものはたくさんあります。

特に税については、「知らなかった」で大損こく人も少なくありません。

何かを購入したり始めたりする場合には、まず優遇措置なんかを調べるといいかも知れませんね。

 

情弱は損しかしない世の中になってきていますのでね。

後期高齢者受給者証あげるから、運転免許証は返してくんないかな?

私は運転免許所持者だ。数回の更新を経て現在に至る。ところがいつの間にか、「中型車は8tに限る」とか書かれて【中型免許】なるものになっている。

 

こういった、行政とか公安の【いつの間にか】とかいうのヤメましょうよ。

 

普通世間一般や民間企業だと、そんな仕事ありえないよね。クレームにしかならない、消費者が困惑・迷惑被る仕事ですよ。

 

まあたぶん予告みたいなのはあったのだろうが、私でさえ「へー。いつの間に?」そんな認識なのだ。高齢者なんて私よりぜったい情弱なはず。

なんじゃそれ?

これですべてまかり通ります。だって知らなかったから。マイナンバーもそうだけど、明らかに行政とか公安の宣伝不足であり、税金の無駄遣いに他ならない。

有識者による会議とか開いてんだろ?

なんの有識者だか知らねえけど、

 

もうちょっと、斬新かつ柔軟で頭のいい若い人を入れて会議してください。

 

さて本題。

定年後すぐ【後期高齢者受給者証】あげるかわりにすぐ運転免許返せって話です。

まず【後期高齢者受給者証】から。

負担割合は、段階的に3割・2割・1割とかにしてさあ。でもその【後期高齢者受給者証】は75歳で一旦没収。それでも生きたかったら65歳から民間の保険に強制加入させて、75歳からはそれな。とかね。高齢者は金持ってんだよ。循環させないと高齢者の医療費で国が破綻するんだよ。

ホリエモンとかいい知恵出さねえかな。

 

で、運転免許返せって話です。

私が実際体験した恐怖に近い出来事。

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免許返せ。その1

左折をしようと信号待ちをしている1台の軽。よく見ると高齢者御用達軽である「ダイハツミラ」。おまけに枯葉(狂人)マーク付き。

そこ、左折可ですよ。

後続車にクラクション鳴らされても頑として進まない。口をポカーンと開け、ただ信号だけを見つめている汚いじーさん。

見る・聞く・読む。どれもマトモに出来てない人が運転していていいんですか?免許更新時の認知症テストとか機能してます?

 

免許返せ。その2。

高速走行中、私の前に枯葉マークがついた1台の軽。後ろから見てるとキョロキョロ・フラフラと危なっかしい。どうやら高速道路にある標識や案内看板が気になるようだ。

 

「あっ!今のとこで降りるんだった!」

 

後ろから見ていてもそのテンパリ具合が分かる。そして数秒後ハザード点灯。路肩に駐車。

 

えーと。それからどうしようっての?

 

まさか引き返すのか?

年寄りがすることだもの、そのまさかは起こるかも知れない。非常に恐しい事態である。結末は知らないが。

 

免許返せ。その3。

私は右折しようとして信号待ちをしていた。ふと左を見ると、ハンドルに胸がくっつきそうなくらい座席を前に出したおばあちゃんが信号を見据えている。右折の矢印信号が出たので、私は発進した。

 

あれ?左の車も一緒に発進してる。右折の矢印信号でしたけど。

 

その車はそのまま交差点に突っ込んで行っちゃった。その車の後続車もつられて発進しちゃってる。

その交差点は、【左折・直進・右折】の矢印信号があるのだが、おばあちゃんもうどれがどれだか分からなくなっちゃってる。大惨事リーチだよね。怖い怖い。

 

 

このように高齢者は危険極まりない運転しか出来なくなってきているのだ。

認知・判断・行動。どれも劣ってきているのに、公安はそれでも高齢者に女子供がするようなゲームみたいな認知症テストをおこなって免許を与え続けている。

 

僻地だから車がないと不便だとか、私も田舎住まいだから分かるのだが、交通事故は人を巻き込む。それが人を傷つけていい理由にはならないと思うので、高齢者が運転する車には、事故を察知して我が身を守る機能じゃなくて、

 

事故を察知して自爆する機能

 

を搭載させましょう。

 

もちろん他の人を巻き込まないように、周りだけは絶対安全な総ウレタンふんわりボディの【事故察知機能付き自爆装置搭載高齢者用ミニバン】なんかを世界のトヨタから出したらいいんじゃないんですか。

 

それが出来なきゃ後期高齢者受給者証を65歳からくれてやるから、運転免許を65歳で取り上げろ。

 

斬新な考えの政治家に期待する。

子供の夜間救急は、なにかと私の心も揺さぶる件。

クソガキはだいたい夜中に熱を出したり咳をしたりする。最近は喘息などの疾患をかかえてる子供も多く、だいたい発作なんかで担ぎ込まれる子がほぼ半数を占める。もちろん症状にもよるが治療の優先順位は高い。

 

クソガキはケガで担ぎ込まれるケースも多い。「風呂で転んだ」「階段から落ちた」「手(足)をドアに挟まれた」「胸(頭)を打って嘔吐している」だの状況や症状は様々だ。

 

医療関係者はまず虐待を疑います。

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状況にもよるが、深夜に風呂で転んだとか、深夜に階段から落ちたとかは、まあ不自然だし虐待を疑う要素としては十分だ。

 

 

過去にあった実際の話。

 

 

【子供の嘔吐が止まらない】

母親から電話。

慢性的な内科的疾患を抱えている子供(喘息とか)には、わりとよくある話だけれど、母親の話によると、発作による咳き上げとも違うようだ。とりあえず医師に電話を回す。

しばらくして来院。まだ戻している。

私は医師ではないが、原因はなんとなく分かった。

子供の頬が赤く腫れ上がっている。

ビンタによる脳震盪。

おそらくそんなトコだろう。

医師が事情を聞くと母親が虐待を認めた。

看護師が子供から話を聞き、虐待の常習性はないとの判断をしたため、医師は母親に「2度目はない。」との厳重注意をして帰らせた。その子のカルテには「次回来院時、虐待の可能性があれば即通報。」と書かれている。

今回の件でその子に後遺症が残らなければいいが。

子供医療という自治体がおこなっている特例保険のおかげで、万が一次回の虐待があり、他の病院へ行ったとしても、自治体の保険審査がしっかりしていれば虐待の事実は丸裸にされるだろう。

 

 

【子供の手が違う方向に曲がっている】

しばらくして夫婦と子供が来院。ヤクザみたいな父親とめっちゃDQNっぽい母親曰く、階段から落ちて手をついたときにそうなったとのこと。

患部以外にあざがあったため、虐待の可能性も考慮して、患部以外もX線検査。患部は単純骨折、鎖骨と肋骨とにもヒビが入っていた。子供の骨は柔らかい。骨折は虐待のサインだ。

看護師が子供に話を聞き、医師は両親から話を聞く。見事に食い違う内容があったため、虐待と判断し通報。おねしょがなおらなくて父親が蹴ったそうだ。隠蔽しようとした事実も悪質な虐待と判断され、その子は施設に一旦保護されたのち、DQNな母親の両親に引き取られた。面会は厳しく管理されていると思う。

 

 

【子供が風呂で溺れた】

心肺停止状態で運び込まれ、そのまま亡くなった。そしてそのまま検死。

耳の下あたりに指の形の痣があったため、虐待の可能性で通報。日常的な虐待が発覚。両親はそのまま逮捕。けっこう大きく報道された。

 

ここからは少し気分の悪くなる話になる。地域・土地柄の話なので、差別的な話が嫌いな方はここから先は読まないほうがいいです。

 

だいたい、◯△団地とか、◯◯市営住宅在住、生活保護世帯(不正受給ギリギリライン)、母親もDVされてるらしき家庭、父親無職・母親プリン頭などの世帯にその傾向が顕著に見られる。

底辺の負のループは、子供の未来を奪うことになりかねないのだ。

 

私は政治に興味はないけれど、票取りの高齢者政策をするくらいなら、もっと子供に金と時間を割けと思う。

 

 

私が後期高齢者になる頃に税を納めていただく方たちなのだ。

ヒヤヒヤさせるな。

私の心臓のために、もっとその方たちを丁重に扱え。

医師VS弁護士。

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私には医師と弁護士の友人がいる。

 

私の友人という括りの中で、優劣をつけるとするならば、それはもちろん弁護士に軍配が上がる。以下関連エピソード。

 人の為と書いて「偽」と読むことに改めて納得した件。 - 医療系クズの雑記ブログ

 

はあ?あんなん詐欺師やんけ。なんで俺がアイツに負けてんねん。お前アホか。

 

いやだってお前全然シュッとしてないし、クズだし、どう見たって金積んでもらった系じゃん。

 

やかましいわ。あの弁護士こそボンボン大やし裏口くせえぞ。事件起こしても親にもみ消してもらってそう。

 

いやお前じゃねえし。

 

起こしてへんし、もみ消してへんわ。医者なめんな。お前みたいなユーキャンで取れそうな資格とはワケが違う。

 

やかましいわ。

 

 

 とまあこんな感じでバカな主治医は譲らない。

 

で、弁護士の先生に単刀直入に聞いてみると、

 

ははっ。O先生がそう言うんなら、そうでしょうね(笑)

 

 

はい、弁護士の勝ちです。

 

 

どちらも国家資格で難易度は高いと思う。

 

ただ医師は医科大に行ってりゃほぼなれる職業に対し、弁護士は(現)司法試験制度だと、なりたくてなれる職業じゃないはずだ。

 

それだけを見るとやはり弁護士に軍配が上がる。

 

私の弁護士は人間もできているマレなタイプだとは思うのだけれど、だいたいの弁護士は学生時代に勉強だけをして試験に合格し続けてる「机上秀才タイプ」だと思う。論理的で正確なのだが何かを学生時代に置き忘れてきてるタイプだ。

まあ医師にもそういうタイプは多いのだが、そういうヤツでもだいたいインターン時代に死を扱い、厳しさを知って成長していく。

仕事の内容で言うと、法のスキをつく犯罪者と紙一重なのが弁護士であり、健康を管理する医師は神のような存在かも知れない。

 

そう考えると医師に軍配があがる。(私の主治医はさておき)

 

そうだろ?な?

 

お前が言うな。

 

てかさ、お前自身はなんで医師は弁護士に勝ってると思うわけ?司法試験とかの難易度はさておき。

 

医学は進歩してるからだ。弁護士なんて法律が変わらない限り、だいたいどいつもこいつも似たり寄ったりの取り引きしかできねーじゃん。決められた枠の中でゴチャゴチャやってるだけに過ぎん。医師にはなあ研究がある。どっかの天才が世界を変えるんだぞ?

 

おっ。マトモな意見だ。私の好きなキーワードも入っている。これは互角か?

 

弁護士であろうが、医師の指示に従ってもらうときはそうさせるからな。だから医師のほうが勝ってるんだよ。わかったか。

 

あー。おっしゃる通りかも知れませんね。

 

 

ゲブーゥゥゥゥゥーーー。

 

 

盛大なゲップが私を一気に萎えさせる。

 

 

やっぱりお前が言うな。却下。

昭和の巨人。

久々に当直してきました。6月に職場復帰したときに、バカ課長からは「お前もう当直なしな。」とか言われてしまって、基本的に当直はダメなんだけれど、当直(救急外来とか)はイロイロ面白いので志願したのだ。

まあ同僚Aと一緒という条件でやっと許可してもらったのだが。

で、土曜17:00〜翌8:30まで当直してきました。外国人がわけわかんなかったり、当直医師(研修医)のプライドとやらをズタズタにしてやったり、イロイロ面白かったのですが、その話はまた今度書きます。

 

 

では本題です。宝物入れみたいなかんかんが出てきたのでその話をします。

 

私が小学生だったころの話。

 

イキナリ我が家(実家)に、私と同年代の兄弟がやって来た。見たこともない子達だ。

 

父はその子達と仲良くしなさいと言って、私の隣の部屋を兄弟に与えた。

 

いや、まじでお前ら誰よ?ってな話である。それは後述。

夏休み時期だったのだが、なんとなく知り合いとか親戚んちにお泊りにきましたみたいな感じでもなかった。

 

家出。そう、家出だ。

 

そんなのがしっくりくる感じだった。

学校道具一式と汚い小さめのタンスだけが持ち物だったように記憶している。

私はなんとなく「あ、この子達泊まるんじゃなくて、ここに住むんだ。」と思った。

 

特別うれしいとかイヤだとかいった感情もなかったように思う。

私はクソガキではあったものの、習い事や塾などで、夏休み中もわりと忙しい子供だったので、その子達と遊んだ記憶があまりない。顔を合わせるのはメシを食うときくらいだった。

彼らは遠慮してるのか、兄のほうが弟に「もうお腹いっぱいだよな?な?」みたいな感じでメシを強制終了させていたし、テーブルのお菓子なんかにも手を出そうとしなかった。私は幼いながらも、なにかを察していたのだと思う。その兄弟と特別な絡みはなかったが、お菓子なんかはクッキーの缶みたいなのに入れて彼らの部屋に置いてやっていた。次の日には缶のお菓子は無くなっていたので、私はよしよしと一人でうなずいていた。

 

彼らが住み始めてから数週間で新学期が始まった。

学年も違うので、彼らがクラスでどうなってるかは知らなかった。でも校舎内でたまに見かけたりすると、だいたいいつも兄弟2人で行動してたように思う。

 

私の父親が彼らに気を遣って、日曜なんかは万博記念公園とかエキスポランドに連れて行ってくれた。私はかわいげのない子供だったので、遊園地とかの類は当時から大嫌いだった。

それでも彼らと観覧車に乗って写真を撮ったり、ジェットコースターに乗ったりして、それなりに小学生らしいことをしていた。

 

万博記念公園の近くには、マンモス団地群があり、私はその無機質な巨大建造物が整然と並んでいる風景が好きだった。太陽の塔を始めとする、高度経済成長を象徴する巨人たちだ。

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私の父は、私たちをその巨大な建造物をバックに写真を撮ってくれた。

 

私は写真とか興味なかったので、イロイロ撮った写真は彼らにすべてあげた。彼らはクッキーのかんかんにそれらを集めていたと思う。

 

年が明けた。

正月はそれぞれに「夏休みの旅行で使いなさい。」とお年玉が渡された。

 

夏休みは、私の家族と彼らで白浜に旅行に行った。

今はもうないのだが(廃墟で残ってるかも知れない)、道中「ハマブランカ」で休憩したりした。「ハマブランカ」とは、今でいうスーパー銭湯みたいなもんで、南国をイメージした総合レジャー施設だ。今風に言うと、テーマパークとかかな。屋内ジェットコースターとかもあった。もう色あせた昭和の遺産になる。

 

彼らは数年を我が家で過ごし、上の子が中学生になるはずだった春休み、彼らは突然いなくなった。

 

事情はわからない。

 

身の回りのものだけがなくなっていた。かんかんの写真もそのまま残されていた。

 

父親に「子供には話せない」と言われた。

 

あれから35年ほど経つ。

私は昨年入院していたとき、父親に当時のことを聞いた。父親は教えてくれた。

 

彼らは父親の遠い親戚にあたり、彼らの両親は、彼らを置いて夜逃げしたのだそう。

そして2人を中学を出るまでは、父が面倒をみることにしたそうだ。

 

詳しくは分からないが、春休み中に彼らの両親が迎えに来たのかも知れない。そうであってほしいよな。

 

今私の手元には当時のかんかんがある。中にはだいぶ色あせた写真や、触るとボロボロになる輪ゴムに束ねられたポチ袋、ビー玉、アイスの当たり棒などがある。

 

宝物入れみたいだな。

チョコバットとか懐かしい。ヒットが2枚ある。今でも使えるのかな。

 

彼らからはこの35年ほど一切連絡はない。元気にしてるだろうか。

 

 

彼らが持って行ったのだろうか。

巨人たちと撮った写真だけがなくなっている。

あなたの器は大丈夫?みたいな件。

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こないだのエントリーでちょろっと触れた、【4色ボールペン黒以外残っちゃう問題】

あっさり解決しました。

 

青いらねえから、黒3つにしてほしいです。

 

さて本題。

 

私は人の名前を覚えない。覚えられない。覚える必要がない。

まあそれは、たぶんソイツに興味がないのだろう。さほど関わりを持たずとも生きていけるからだと思う。

患者さんと接するときも、うまい具合に個人情報保護法では、相手の同意を得ないといけないので、「お名前よろしいですか?」とか、「お名前フルネームでお願いします」とか、相手に名乗らせることが自然と出来るようになったのだ。患者さんのご家族はだいたい先に名乗ってくれる。

なので、私にとって人の名前を覚えるという行為は、ケータイが普及してから電話番号を覚えられなくなったように、またナビが普及してから道を覚えなくなったようなものである。

 

しかし、世の中には名前くらいでガタガタ言うヤツもいる。小せえ。

 

ウチの職場は何百人もの職員がいる。いちいち覚えていられない。医師だけでもしょうもない研修医・臨床医も含めると200人くらいはいる。

 

医師はプライドが高い。

 

ドクターズコートを着ているからといって、必ずしも医師ではないのだ。病棟クラークと呼ばれるヤツも着るし、薬剤師も着る。検査部のヤツも着ているし、地連のヤツも着ているな。

 

私にはどいつも同じに見える。

 

今片目が見えないから余計にね。

 

私の名前の覚えなさ加減を知らない新任のヤツなんかは、私が名前を覚えていないと子供みたいにあからさまにむくれるのだ。

だいたいは【先生】の一言で済むのだが、医師が何人かで固まっていると、

 

私も固まってしまう。

 

(…んー。コイツ名前なんだっけ?うわ。ここからじゃ全然名札見えねえな。2回目くらいだったよな。確かこの前は名前くらいで課長にクレーム入れたヤツか。めんどくさいヤツだな。)

 

よし課長に電話。

 

◯科のさあ、チビの若ハゲ誰?

 

課長は優しいので呆れながらも教えてくれる。

器が大きい証拠だ。

 

 

やっぱり困ることは多少なりとはあるのだが、それでも私は名前を覚えない。

 

だって名前くらいでガタガタ言うヤツって【小せえー】と思いませんか。