医療系クズの雑記ブログ

いろいろあってブログ名変えました。クズ上がりです。

パチ屋の裏研修が面白過ぎる件。

YouTubeで動画のアップを心待ちにしているチャンネルがある。


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パチンコ屋における大きな声では言えない話なんかを店長が研修方式で部下2人に教えるというような内容の動画なのだが、原稿を読んでるだけの動画ではなく、まるでラジオのようにアドリブ満載のテンポのいい掛け合いが店長と新卒くんハカセの3人で繰り広げられている。

たまにポロっと出る関西弁も胡散臭くて良い。

私は医療に携わるまでは、わりとガチ勢のパチンコ打ちをしており、何軒かのパチ屋でバイトもした。もう20年位前の話だが。

語り部である店長の話がなんか懐かしくて動画を発見した時はのめり込んで一気見してしまった。

昔のパチンコ屋に就職する過程と言えば、

  1. アルバイトからなんとなく勧められて社員になる。

  2. 訳ありで彼女or嫁と一緒に住み込みで社員になる。

ほぼこの2択だったような気がする。

この動画の店長は動画内で全国のパチ屋をのらりくらりと渡り歩いてきた叩き上げの店長ぽいが、私のイメージするパチ屋の叩き上げ店長とは違うイメージだ。

アルバイトからなんとなく社員になったやつって、地味な閉店作業から解放されたいが為だったり、コース担当から外れてフリーで毎日のらりくらりしたいやつだったりする。つまり楽したい奴らだな。そういう奴らはだいたい社員になった途端エラそうになり、上司に媚びへつらい、毎日閉店後は焼肉や飲みなんかに出かけていた。

そして上司の信用を勝ち取って不正に手を染め店長もろとも事務所で正座させられている姿をよく見たものだ。

この動画の店長は、パチンコ業界にズブズブだとは思うのだが、DQNあがりの匂いもなく、コンプライアンス系の知識や語彙も豊富で、

上司にしたいパチ屋の店長No.1である。

私がバイトしていたある店の店長は、組合から来る文書の読み解きに苦労(漢字含む)していて、当時大学生だった私によく聞きに来ていたものである。

そのパチ屋の店長はもちろん昔気質の叩き上げ店長なので、女・酒・ギャンブルのどれかを営業時間中に行っており、本社から電話があると、私たちが「あっ今業者さんと打ち合わせしてます~」とか言って店長の当時のデカいケータイ電話(本社に内緒)に電話をしていた。

私も何度か社員へ勧誘された事があったのだが、「こんな事長くは続かない」という現実を何度か目撃してきていたのでその都度丁重にお断りをしていた。

そんな時、店長を飛び越えてオーナー直々に会計士のアシスタントをしてくれと話があり、興味があったので引き受けることにした。

パチ屋の裏会計。

そんな怪しい話ではなく、いたって普通に毎月の経費管理とか、日常経費の管理であった。

当時賄いがあったのでその食材費や、社員の立替分を日報に書いて支払ったり、タイムカードの合計、給与明細の作成なんかがメインの仕事だった。会計士が税務署に提出する毎月の入金出金(銀行)の書類の作成や、小切手・手形、普通預金当座預金の仕組みを覚えられた。なかなか面白かった。

 

これは経費じゃねぇだろ?

そんな疑惑が生まれる不審な領収書もよく見た。経費で落ちないであろう金額の飲食費や、マッサージ店とか。それらは福利厚生費として計上させられていた。社員規約とか読んだことないので、「まぁ福利厚生なんだろう」とお茶を濁していた。本社からも過度の突っ込みもなかったしね。

 

そのパチ屋は機械代を全て一括で払えるほどの大手ではなかったため、手形の支払いで当座預金にお金が入ってない時には普通口座から振り替えてもらったりと、パチ屋自転車操業っぷりが目の当たりに出来るこの仕事はスリルがあって楽しかったなぁ。

もちろん不正なんぞには手を染めず、オーナーの信用を店長を飛び越えて勝ち取り、機械の購入契約及び、税務管理(固定資産税とか)も任されるようになった。

叩き上げの店長や、のらりくらりのエラそうな社員は当然面白くない。

あからさまなイジメが始まった。

揃えた書類の1部を抜き取って本社に送ったり、不正の疑惑が私に向かうようにしたりね。

そろそろ我慢出来ねぇな…とか思っていた頃、店長とポンコツ部下の現金サンド不正が発覚して私の作業している横で、店長とそのポンコツ部下がオーナーと反社会勢力ぽい怖そうなオッサン数人(後にオーナーの身内と判明する)の前で正座させられていた。

 

こんな事長くは続かない。

またひとつ勉強になった。

 

そうこうしてるうちに就活をなんとなく始め、医療業界へとユル~く転身を遂げた。

姫路を本社とするそのパチ屋は現在潰れているようだ。

大社長が亡くなった際の遺産相続で揉めに揉めた末の閉店だったらしい。

オーナーは私がパチ屋を辞める時に個人的に数十万のボーナスをくれて「なんかあったら姫路へ来い」と言ってくれたなぁ。

女性オーナーでゴルフ好きの男前な人だったわ。

 

さて、私の昔話と、パチ屋の裏研修の宣伝もできた。(案件ではない)

大手のパチ屋でのらりくらり兵隊として終わる人生もアリだけど、裏研修店長のように知性があればのらりくらりでも生き残れると思う。

最低限、店長や主任は組合からの行政用語や言い回しを理解しろ。

以上。

 

追記

パチ屋の裏研修のLINEスタンプが発売されているらしい。

私はパチンカスらしく当然購入したぞ。