結婚は人生において重要な分岐点などと表現され、大きな岐路に立たされる者は少なくないという。
私の場合入籍したとて何も変わらない。
だがそれがいい。
入籍当日私とAは特に誰に報告するでもなく、ひっそりと入籍を終えイソイソとパチンコ屋に向かった。
戦国乙女レジェンドバトルは埋まっていたため、Aはからくりサーカス私は戦国乙女6に着席した。
私は100回転回したところで当たる気配プンプンの盛り盛り予告から激アツのストーリーリーチに発展。私は戦国乙女のストーリーリーチに発展する際の戦幟の若干長い間で発情期を迎えてしまう変態だ。汁を出しながら「ヒデアキ来い!」とグッと力が入る。
「紫雷怨鬼」
「なんだお前かよ」
戦国乙女6の最強リーチでありながら私は少し萎えてしまう。赤タイトル金文字の盛り盛り予告にトドメの一発告知ランプもひっそり点灯している。どうせ当たるのだけど見たいストーリーリーチはお前じゃない。
「怨気衝天」
【戦国乙女6】怨気衝天〜ストーリーリーチ〜 - YouTube
声優・アニラジ放送局CHからお借りしています。
私はこちらの若干信頼度が下がってもこちらのストーリーリーチが大好きなのだ。
簡潔に言うとカシン化したヒデアキを救おうとイエヤス・モトナリ・ヒデヨシが対カシン化ヒデアキに向かうリーチである。
静かにカットインしてくるBGM「宇宙の彼方へ」が激しいバトルと逆にマッチしていてどこか物悲しい旋律が独特な世界観を表現している。
撫子の「ヒデアキ?違うなぁ!」ドスの利いた声もイイ。
「ヒデアキちゃん目を覚まして!」
「こっちよ!」閻魔あいの「カシンに飲み込まれてはダメよ!」「すべてをあなたに返すわ!」押し殺した声にも悶えてしまう。
私的にこのストーリーリーチは近年のストーリーリーチ重視系パチンコではかなりの出来だと思っている。流れる映像のスピード感も良い。カッコ良すぎるのだ。エヴァとは毛色の違ったカッコ良さだ。
そして単発。
ちょっとAの様子を見に行く。からくりサーカスの悪循環ループをちゃんと実行している。私はからくりサーカスがヘタクソなので新台導入から2~3回しか触っていない。
からくりサーカスは難しい台。
そんなイメージが付きまとって今や「嫌いなパチンコナンバーワン」になってしまった。
レジェンドバトルの状況をチェックしに行くも空きそうな感じはない。他の島もチェック。海もアリか?状況は良さげだが、私はココ最近の海の新機能盛り盛りの迷走っぷりが気に入らなくてなんとなく敬遠している。打てるのは黒海・アグネスくらいなのだ。新枠の回転開始時のバイブが怖くて呑気に構えてられない。海は油断して打てるから海なのだ。
戦国乙女6に戻ってきた。今度は50回転程で乙女リーチでハズレ後復活大当たり。
「五月雨は露か涙か不如帰、我が名を上げよ雲の上まで」
大剣役物ではなく足利義輝の辞世の句を復活大当たり演出に持ってきた開発者は分かっている。それぞれのキャラクターの背景にある日陰の部分。萌えと対極にある憂いを帯びたクールさこそ戦国乙女なのだ。
直撃。
さすが私。10Rに偏った12連チャンで持ち玉は10000発を超えた。
Aはからくりサーカスで初当たりを3回ほど引いていたが、3回とも右打ちに入るもすべてスルーというからくりサーカスの恐ろしいスペックに弄ばれていた。
私は勝ち、Aは負け。いつもと変わり映えのしない入籍当日だった。
その日誘った訳でもないのにゾロゾロといつもの友人が我が家にやってきたのでメシを食いに行ったが、私達も入籍の報告なんてわざわざしなかったのでいつもと変わらずメシを食い酒を飲んだ。
姉や母からも入籍についての質問もなく、またお祝いもなく、おめでとう等の言葉もなかった。逆にありがたかったなぁ。私と結婚とはまるで結びつかない自分のキャラは自覚しているし、婚活にも縁がなかった。男に媚び売って安売りするのも嫌だった。人見知りの私は生活範囲外の人間をことごとく切り捨てていた。それで特に困るような事もなかった。
自然にバレるまでは放置しておこう。Aと意見も一致した。総務を通して保険証の切り替えを行ったが現在もまだバレてないようだ。
「お前分かってるだろうな?余計な事は言うなよ?」
こんな一言で皆口をつぐんでくれる。
最後に、読者の方からお寄せ頂いたコメントの中に、私の事を男性だと思っていた方や、最初から女性だと思っていた方などがいたようだ。これは私がブログを始めた頃から性別に関してのミスリードを誘う表現を心がけていたからだ。ボインボインでバインバインの熟女でもなく、レズタチのような単発男子でもない。普段通りの私を文章にしたらいつの間にか性別不明となっていたようだ。
この場を借りてお祝いの言葉をお寄せ下さった方にお礼を申し上げます。
人生後半、何も変わらない事が私にとっての心地よい生き方である事を改めて実感しています。
私の大切な人や愛情を注いだワンコたちは残念ながら先に逝ってしまい、父や母もおそらく私よりも先に逝ってしまうけど、人生後半になってやっと安心して全てを託せる大切な人も現れ後は変わることのない日常を過ごせて行けたらプライスレスどころの価値では収まらない。
今日は特にオチもなくこれで締めくくりますが、次回予告をサラっと。
「結婚に焦っているアヤコ姉さん(33)登場。バインバインで露骨にAを誘惑。若さ(33)でマウントを取るもすべてにおいて方向修正が必要な痛々しい女。」
と、
「牛角と爆盛り店制覇への道」
をお送り予定です。